学びの様子の記事

一般教育課程の「基礎演習」で、新聞記事を用いてのワークショップを行いました。

2014.06.20

6月16日(月)、一般教育課程の「基礎演習」で、新聞記事を用いてのワークショップを行いました。23日に予定されている河北新報社レクチャー「新聞は大人のたしなみ」を前にして、ウォームアップとなるよう計画しました。

この授業では、参加した学生が河北新報に掲載されている記事の中で気になった記事と仲間にもぜひ読んでもらいたい記事を選び、自分が理解したこと・感じたことを自分の言葉で相手に伝えました。新聞から得た情報を整理し、相手に伝え、仲間と議論することで、「自分自身で考える力」を養いながら、仲間と共に学び合うことの豊かさを経験しました。

「ドラえもんが夏から全米でテレビ放映」されるという内容の記事を選んだ学生は、日本アニメの良さが海外に知られることが嬉しいと同時に、アメリカの文化や生活習慣に合わせてキャラクターの設定や名前、登場するアイテムや物語の展開を変えて作り直されていることに驚き、疑問も感じたと語りました。

 

保育士を目指す発達臨床学科の学生は、小さな枠に掲載された「保育士不足解消に期待」という記事を紹介し、「県保育士バンクの運用」が始まることに着目。待機児童問題について他学科所属のメンバーに現状を伝え、それについて様々な意見を聞くよい機会になったようです。

 

「集団自衛権の行使」についての記事を選んだ学生は、身内に自衛官がいることもあり、とても身近な問題であると主張し、法の解釈が変わることに対して疑問を投げかけました。戦争を長らく否定し、平和主義をつらぬいてきた国の姿勢があっさりと変わってしまうのは恐ろしいことだという意見は他のメンバーからも共感を得ていました。

 

現代においては、インターネット普及とともに新聞記事を読む機会が少なくなりがちですが、みんなで記事を読み、共有することで内容がより記憶に残るだけでなく、社会の問題をより深く考える機会になったのではないでしょうか。

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