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人間文化学科井上ゼミの風景「授業を展示室で ─ 東北歴史博物館見学会 ―」

2014.06.12

「フィールドワークが命」の人間文化学科。
5月30日、井上ゼミでは2年生と3年生が多賀城市の東北歴史博物館を見学し、江戸時代の豊かな精神世界と生活の実相を学びました。

前半は、井上先生の専門分野である「江戸時代絵画」が並んだ展示室での作品鑑賞が主な内容だったこともあり、途中から先生の講義科目である「日本美術史」の課外授業という形をとることになりました。ズラリと並んだ掛け軸は、どれも2点または3点ずつ組み合わせてあります。こうした「対幅」と呼ばれる画面構成の魅力を、実際の作品を通して直に学ぶ貴重な機会となりましたね。(作品はこちら)

後半には、江戸時代の建物「今野家住宅」を見学しました。今野家はいまの石巻市北上町で村の責任者「肝入(きもいり)」を務めていた家柄です。明和6年(1769)に建てられたホンヤ、19世紀に建てられたチュウモンを中心とした立派なお屋敷です。

「ダイドコロの囲炉裏にはいつも火がくべられて煙の臭いが漂っています。」とボランティアの解説員が詳しく説明してくれました。
ホンヤから離れたフロや、ベンジョ、イドなど、現代では考えられない配置と構造に戸惑いながらも、皆さんは、その時代の暮らしの知恵を感じていたようです。
小学生時代に校外学習でここに訪れたことがある学生も、以前とはまた違った感覚で見ることができたのではないでしょうか。

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