12時半から13時40分 C306教室にて生活文化デザイン学科模擬授業を行います
- 12時半から13時
「建築の不思議-建物の向きについて考えてみよう-」
担当 飯淵 康一
建物の向きはどのように決められているのでしょうか。私たちの住宅は通常、南向きに建てられていますが、これは日照条件のことを考えたためと思われます。しかしながら、南向きの建物がすべてこのような理由で建てられているのではありません。我国古代の都・平城京や平安京は方位を強く意識して計画され、その中で天皇のための宮殿は南向きに建てられていました。
一方、宗教建築に目を向けてみると、仏教寺院の内のある種の建物は東向きに建てられており、西洋のキリスト教教会堂は西向きに建てられています。
また江戸時代、私たちの町の青葉山にあった仙台城大広間は通常とは異なって北向きに建てられており、宮城県文化財の民家・今野家住宅は東向きでした。これら二つの建物は、今まで紹介した建物とは異なった理由により向きが決められています。
本模擬講義ではこれら建物の向きとその理由について分かりやすく解説していきます。
- 13時10分から13時40分
「現代日本の家族と結婚をめぐるあなたの<常識>をチェックしてみよう」
担当 浅野 富美枝
私たちは、家族のなかで生まれ、育ち、成長すると多くの場合その家族(定位家族といいます)から離れ、自立して生きていきます。結婚して子どもを産んで、新しい家族(生殖家族といいます)をつくる人もいることでしょう。生まれてから死ぬまで、家族は私たちにとって、とても身近な存在です。ですから、家族のことならなんでも知っていると思いがちですが、よく考えてみると、家族とは定義できないほど複雑で、しかも実にミステリアスで、得体の知れないものです。
皆さんは今日の日本の家族と結婚の実情について、どの程度知っているでしょうか?
この模擬授業では、今日の日本の家族と結婚の実情についての皆さんの知識を、クイズ形式でチェックしてみることにします。家族の謎が少し解明され、きっと新しい発見があると思います。