都市・建築設計研究室では今年もゼミで見学研修旅行をおこないました。
今年は函館、猛暑にも涼しいことで知られる函館を一泊で堪能しました。
まずは公立はこだて未来大学の見学
プリツカー賞を受賞した山本理顕設計の単科大学です。完成後25年を経過していますが、その設計思想は大学教育に活かされているようです。
大学のご案内で本部棟、研究棟をじっくり見学
大空間に学生の居場所や研究拠点、発表のスペース、展示スペースなどが散りばめられていて、生き生きしている空間をつくっている。空間的にはその大きさにも圧倒される。
ここの学生は、進学等で他の大学にいくと普通すぎて驚くらしい。
南向きのガラスファサードは函館の街を見下ろす絶景を建物に取り込む。
数年遅れで建てられた研究棟は普段は見学できないが、この日は特別に案内していただいた。
壁の模様のようにみえる鉄骨のフレームが主要な構造体になっている。
外壁の変形ガラスブロックはすべて特注仕様、なかなかすごい建築。
一方で、職員皆さんの話を聞くと、やはり空調等の設備にはかなり苦労されているよう。建設から25年はちょうど設備の更新時期になっていて、話はなぜか苦労話になっていきます。
二日目は函館の伝建地区を散策、北方民俗資料館から公会堂、ハリストス教会、聖公会教会、カトリック元町教会などをめぐる
レトロな街を堪能、古い建物を大切にしながら積極的に活用しているまちのあり方が、訪れる人を楽しませる。
初日にぱらついた雨も、夕方には上がり、二日目は快晴。
函館山に登った人は例の夜景もバッチリ見えたようです。
新幹線で身近になった北海道で、建築、まち、食事を楽しみました。