生活文化デザイン学科のこの授業は国内外の地域の自然や歴史、文化に基づくデザインや暮らしを学ぶ研修です。
DAY2は阪急神戸三宮駅前のサンキタ広場からスタートです。
建築家・津川惠理氏のデザインが公募で選ばれ2021年リニューアルオープンしました。高さが徐々に変わっていくベンチの造形が秀逸で様々な滞在の仕方を生み出しています。(2022年グッドデザイン賞)
広場と一体的に整備されたサンキタ通りを歩きました。歩道と車道が段差なく連続した舗装で、お店の賑わいが歩道に滲み出せる仕組み(国のほこみち制度の適用)になっています。
続いて、歴史ある生田神社・生田の森を散策したのち
廃校となった湊山小学校をリニューアルしたNATURE STUDIOを視察しました。
運営しているリバーワークスの稲葉さんからプロジェクトのコンセプトや経緯を伺いながら施設内を案内いただきました。3階には保育所とA型就労施設、2階には学童保育が入り、
1階にはハーブショップと旧調理室を改装したビール醸造所
小規模ながらゆっくり生き物を観察できる水族館(教室で使われた椅子が置かれています)
旧体育館を活用したフードホール
など、141年もの歴史ある学校の施設を残しながら、地域に愛され、かつ、遠方からも訪れたくなるコンテンツを創出されていました。見学後にプロジェクトの代表である村上工務店の村上社長から地域貢献と経営の両立への想いなどを伺い意見交換させていただきました。
その後、もう一つ別の廃校小学校を観光施設として活用した 北野工房のまち を見学。
明治以降の外国人が暮らした邸宅が数多く残る北野異人館街(国の重要伝統的建造物群保存地区)を散策しました。
洋館と共に建築家安藤忠雄氏設計の迷路のような商業建築も見学し解散しました。