生活文化デザイン学科のこの授業は国内外の地域の自然や歴史、文化に基づくデザインや暮らしを学ぶ研修です。今年は兵庫県を訪れています。
最初に芦屋市にあるヨドコウ迎賓館(旧山邑邸)を見学しました。
世界的建築家フランク・ロイド・ライトが設計した国内に残る希少な住宅で、国の重要文化財に指定されています。
2階の応接室
4階の食堂と厨房と見晴らしの良いテラス高低差を緩やかにつなぐ空間設計とディテールの創意工夫を体験できました。
その後は神戸市の中心部、今年リニューアルされた神戸市の公園「東遊園地・URBAN PICNIC」で施設を運営されているリバーワークスの岩田さんから説明を伺いました。
東遊園地というのは幕末から明治にかけて神戸が開港した際の外国人居留地の東端のplaygroundを訳してつけられた名前だそうです。
歴史ある公園で8年前から使い方の社会実験として、芝生を設置したりカフェや市民ライブラリーを運営されてきて、公園リニューアルと合わせたパークPFIのコンペを経て、今年4月にオープンしました。
芝生広場で多くの方が思い思いに寛いでいます。(中央後ろの高層棟が神戸市役所です)
その後、世界的建築家 安藤忠雄 氏が設計、寄贈された こども本の森 を視察しました。
シンプルな建物形状ながら、様々な居場所となる空間が設計されて、空間に合わせてテーマごとに絵本が並べられていました。
最後に旧神戸市生糸検査所をリノベーションしたデザイン・クリエイティブセンター神戸 KIITOを見学して、充実した1日目を終了しました。