発達臨床学科3年 坂井美樹
私は、サマーカレッジに参加した先輩の紹介でLACの活動に興味を持ち、今回のウインターカレッジに参加しました。
ウィンターカレッジのプログラムは、大きく分けて表現の時間と食事の時間があり、私は表現の係になりました。表現の係の仕事は、一日の具体的な流れや導入、部屋の飾りつけ、子どもたちへのプレゼントの作成、表現講座で使用する材料や道具の準備、当日の活動がスムーズに進むように配慮をすること等です。一から自分たちで考えて動いていくため、想像よりもとても大変でした。短い期間の中で準備をしながら間に合うのだろうかと心配になることもありましたが、一人一人が積極的に協力して作業を進めていくことで徐々に形になっていきました、そして次第に当日が楽しみになりました。
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活動日当日は前日出発する組と当日出発する組とに分かれ、集会室と体育館の飾りつけをしました。短い時間での準備で焦りもありましたが、何とか間に合わせることができました。表現講座の内容は冬をモチーフとしたオブジェ作りで、最初に材料をみんなで外に探しにいきました。子どもたちの安全に気を付けながら、学生も一緒に材料を探しました。大きな木の枝や貝殻を見つけて「ほら、こんなに拾ったよ!」と見せてくる子どもたちの表情は生き生きとしていて、私も嬉しくなりました。その後部屋に戻り制作活動が始まり、1グループに1人以上学生がついて子どもたちのサポートを行いました。子どもたちは本当に夢中になっていて、私たちも一緒に楽しく作業をすることができました。出来上がった昨品は、赤い木の実を使ってお正月にも飾れそうなものや、近くの駐車場で拾った貝殻やしゃもじがついているもの、家の形や三角のものなど、1人1人の作品から個性が出ていてとても素敵でした。午後には、担当の青木先生が全員の作品をみんなの前で紹介し、子どもたちはそれぞれ自分の作品を評価してもらってとても嬉しそうでした。
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子どもたちが作品を作ることで自由にのびのびと自分の発想を表現している姿は本当に素晴らしく、そういった子どもたちのサポートができる仕事の魅力をこの活動を通して改めて強く感じました。また、短い期間の中で試行錯誤を繰り返しながら準備を進めていくことは大変なことでしたが、みんなで協力しながら一つのことに向かって妥協しないで活動を進めていくことの楽しさややりがいを学びました。子どもたちの笑顔を見た時のこの感動と達成感はなかなか味わえないと思います。今回ウインターカレッジに参加できて本当に良かったです。
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