国際文化学科2年 加藤萌子
今回のプロジェクトに参加することは、私にとって二つの「良いこと」がありました。
まず、アメリカに住み、アメリカの大学に通っている学生と直接関わることができことです。日頃勉強している英語を使って、ネイティブの同年代の学生たちと関われたことはとても貴重な経験でした。ディスカッションやお弁当を食べるときには少人数のグループになっていたので、とても話しやすかったです。また、会話の内容も自分の好きなことから、今回のプロジェクトのこと、学校のことまでさまざまで、多様なトピックについて話すことができました。友達になった彼らとは、SNSを通じてまだ交流が続いています。彼らとの関係の始まりが、直接の出会いであったことをとても嬉しく思います。
また、私は学科の友達と一緒に「宮城のお土産からみた食」についてプレゼンテーションをしました。プレゼンテーションの準備をする際には、アメリカの学生に対して、どこまで説明をしたらいいのか、どんなことに興味を示してくれそうか、などといったことを入念に考えました。普段、海外の人に対してプレゼンテーションをする機会はほぼないので、自分にとって良い経験となりました。短い期間で作成したものではありましたが、発表の際の見入ってくれている姿や、発表後にその内容について積極的に質問してくれる姿が嬉しかったです。少しでも宮城のことを好きになってくれていたら、と思います。
今回の経験を通して気づいたことは、たくさんの学生が日本に興味を持っているにも関わらず、彼らの日本に関する知識が少ないということです。マンガやアニメなどのサブカルチャーや東京への知識は比較的多いものの、多様な魅力がある地方都市や寿司以外の美味しい日本食などの知識はほとんどありませんでした。
今回の学生に限らずとも、日本に対する海外からのイメージはもちろん幅があるとは思いますが、自分たちが思っているほど日本について理解してもらえていないように感じます。そういった際に、自分が伝えたいことは何か、そしてそれをどのように英語で表現したらいいのかということを普段から考えておくことが、「国際交流」をする際に大切なのではないかと思いました。