今年も中嶋病院様からクリスマス音楽会での合唱のご依頼を頂き、12月22日(土)に患者さんや利用者の方々が集まる会場で合唱を披露しました。
今年は2回目ということで、音楽会をより楽しんで頂けるよう、多くの候補の中からクリスマスにちなんだ有名な曲を6曲選び、打楽器も交えての楽しい演出を考えました。また、皆で楽しめる曲として「赤いリンゴ」・「青い山脈」を選曲しています。プログラムの作成にもこだわり、クリスマスらしいデザインに曲目と「君の歌」・「ふるさと」の歌詞を印刷しました。
練習は11月終わりから始め、より良い演奏が出来るよう一人ひとりが考え、意見を出し合いました。
本番では、「アメイジング・グレイス」、「赤いリンゴ」、「青い山脈」、「クリスマスメドレー」、「君の歌」の順で演奏し、会場に集まってくださった方々が何曲か一緒に歌って下さったことがとても印象的でした。会場全体で『音楽』を共有することができ、私達自身も楽しく演奏することができました。
プログラム最後の曲は、私達のプロジェクト発足のきっかけとなった「君の歌」でした。この曲は東日本大震災を経験し、音楽の力とは何か?をテーマに全て学生が一から作り上げた合唱曲で、私達と共に前へ進もうというメッセージが込められたものです。曲の終わりには、涙ぐむ方々もいらっしゃって、演奏する側である私達も心に感じるものがありました。沢山の拍手を頂き、アンコールには「ふるさと」を全員で合唱しました。
演奏が終わった後に、「感動しました。」、「私も昔合唱をして、その頃のことを思い出して嬉しくなりました。」、
「私は宮城学院出身なのよ。昔のことを思い出したわ。」、「次はこの曲も歌ってほしいです。」などたくさんの方々から感謝のお言葉を頂きました。その時の皆さんの笑顔がとても嬉しく、私達は忘れられません。
今年も中嶋病院様をはじめ、多くの方々にお世話になりました。とても良い体験ができ、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
「君の歌プロジェクト」音楽科2年 引地理恵・宮城諒子