自主活動報告「石巻市立大原小学校子ども支援」

教育学科 児童教育専攻 2年 木村 紀香

宮城学院女子大学は、震災で大きな被害を受けた石巻市立大原小学校にて、
約8年間、継続して子どもたちの日常支援を行っています。
大原小学校は、海や山に囲まれた自然豊かな場所にあり、子どもたちはのびのびと元気に生活しています。

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今年度は、学校ボランティア活動を継続しつつ、新企画として
7年前に震災復興企画として大原小学校の児童が考案・販売した「わかめクッキー」を復活させ、
子どもたちが仙台うみの杜水族館で販売体験を行いました。

私たちは、

仙台うみの杜水族館で展示されている、三陸の海「いのちきらめく うみ」を見て、
漁師町である大原のすばらしさを子どもたちと分かち合いたい

子どもたちに非日常的な体験を通して学んでほしい

販売をとおして、大原小学校で元気に頑張っている子どもたちを多くの人に知ってほしい

という思いで、地域の皆さんにも協力していただきながら準備をすすめました。

全校児童16名中13名の子供たちがこの企画に参加してくれました。
また、わかめクッキーを考案した当時に小学生だった高校生も手伝いに来てくれました。

 

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直近1週間は、大学の夏休みを利用して 毎日学校ボランティアに行き、
放課後の時間を使って 子どもたちと一緒に
呼び込み用のパネルや装飾、購入してくれた方へ渡す手作りカードなど準備をしました。

最初は、遊ぶ時間が削られることにブーイングを受けましたが、
日が経つにつれ、子どもたちの方から「手伝うよ!」「今日は何すればいい?」と声をかけてくれるようになりました。
子どもたちの頑張りのおかげで、準備は無事終わりました。

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そして、8/31㈯。みんなでバスに乗って出発。子供たちは朝から興奮していました。

うみの杜水族館に着いてからお昼までは、各班に分かれて見学をしました。

みんなで楽しめるように、”冷たいうみでミズダコを見つけよう”などのミッションを用意し、
子どもたちはいろいろな海の姿、魚や動物たちを楽しみました。

中には、展示されている漁の様子の写真に「自分のお父さんがうつってる!」と驚き、
その写真パネルと一緒に写真をとってもらう子や、

「水族館のイワシはね、(漁師の)お父さんがあげたんだよ」という子もいました。

いつもは見せない表情、子どもたちの楽しんでいる表情はとても印象的でした。

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昼食を食べたあと、わかめクッキーの販売をしました。

子どもたちはポップを持って館内で呼びかけをしたり、
購入してくれた方に「ありがとうございます」としっかりお礼を言っていたり、
誰一人飽きることなく最後まで一生懸命頑張りました。

呼び込みのセリフも、はじめは「クッキーうっています」だったのが
「南三陸のわかめを使ったクッキーです!」と自分たちで工夫して変わっていきました。

300個用意したクッキーは約100個売ることが出来ました。

学生も子どもたちもみんなで楽しみ、
また子どもたちの成長を色んな場面で感じることができ、この企画をやって良かったなと思いました。

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仙台うみの杜水族館の皆さんをはじめ、大原小の先生方、地域の方々など、
今回の企画にはたくさんの方々が協力してくれたおかげで成功させることが出来ました。
ありがとうございました!

今回みつけた子どもの一面を大切にしながら、これからも活動を続けていきたいです。

※この活動は、住友商事 東日本再生フォローアップ・プログラムの助成を受けて活動しています。