7月20日(土)、21日(日)に「小学生のためのサマーカレッジ2019」を開催しました。
サマーカレッジは、学生と教職員が協働してつくりあげるイベントです。
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○大学祭(10/19~20)にて活動報告ムービーを上映します(講義館6階 C605教室)
以下、学生代表を務めた、鈴木梨里子さんによる活動報告です。
サマーカレッジ2019実行委員会 学生代表:教育学科 健康教育専攻3年 鈴木 梨里子
予報では雨だった天気も、子どもたちが来るのを待っていたかのように太陽が出迎えてくれ、今年で9回目となる「小学生のためのサマーカレッジ」を無事終えることができました。
蒸し暑い中ではありましたが、今年も元気いっぱいな子どもたちと共に学び・遊ぶことが出来ました。
本活動にご協力いただきました多くの方々に、心より感謝申し上げます。
私たちは、子どもたちの「わくわく」を引き出すプランナー(食事係、講座係、遊歩道遊び係、表現講座係など)と、子どもたちのサポートを行うコーディネーターに分かれ、
4月から何度もミーティングを重ね、本番に向けて準備を行ってきました。
今年も、教育学科や心理行動学科、食品栄養学科など学科の枠を越えて76名の学生が参加し、また、3名の中学生が子どもボランティアとして参加してくれました。
私が学生代表としてこのサマーカレッジに参加するのは昨年に続いて2回目でした。
今年度も学生代表を務めるにあたって、昨年よりさらにより良い活動ができるよう、
自分自身に「リーダーや他の実行委員との連携を密にとる」という目標を掲げ、実行委員会の場はもちろん、それ以外の場所でも挨拶などコミュニケーションを積極的にとるように心がけていました。
話し合いの際は、皆が学年や立場に関係なく、多くのメンバーに意見を聞きました。
毎年様々な新しい試みにチャレンジにしている私たちですが、今年は特に実行委員会で「より良いものに変えたい!」「これをやってみたい!」という意見が多く出たように思います。
コーディネーター係は、子どもたちが昼食を取る食堂にサマカレの象徴として大きなひまわりを作ろうと企画し、ひまわりの図鑑を見ながら毛糸や複数の色の和紙を使用するなど工夫し、つくりあげました。
講座係では、大学教員の講座を受講した証として、子どもたちのしおりにスタンプを押すという案が出て、講座ごとに一緒に学んだことを思い出せるようなデザインを考えました。
遊歩道・遊び係では、新しく水遊びが出来るように整備したり、大きなしゃぼん玉ができるように、液の配合を何度も調整しました。
サマーカレッジは、大人と子どもが対等に学び・表現し合うイタリアのレッジョ・エミリア教育の理念をベースとしています。
企画から装飾のひとつひとつにも、子どもたちが「わくわく」「はてな」「きれい」を感じるものになっているか、と考えながら作っていくことはとても大変でしたが、ここには書ききれないほど、それぞれの実行委員が活動に向き合い、尽力してくれました。
頼もしい実行委員のメンバーや教職員の方々など沢山の支えがあり、今年度も学生代表の仕事を無事終えることができたと感じています。
改めまして本活動に関わってくださったすべての方々に御礼申し上げます。
そして、今年も子どもたちの生き生きと遊び、学ぶ姿を見ることができました。
今年度の表現講座は、小説家の石田香織先生、演出家の森田清子先生、妙嶋誠至先生をお招きし、遊歩道を歩いた体験をもとに物語を作る活動を行いました。
一から物語を作るというのは大人でも難しい作業ですが、子どもたちは無言になるほど熱中して取り組んでいました。
子どもたち一人ひとりが、想像の翼を広げ、思い思いに自分の物語を描いていたように思います。
サマーカレッジ2日目の最後には、私たち学生スタッフと子どもたちだけでなく、子どもたち同士でも絆が生まれていたように感じました。
子どもたちが「楽しかった」「また来たい!」と笑顔で帰っていく姿を、記念すべき10回目を迎える来年度への活力としていきたいと思います。