本学では、「子どもたちに自然豊かなキャンパスで思いきり遊び、学び、表現してほしい」という思いから、毎年「小学生のためのサマーカレッジ」を開催しています。
今年は、7月20日(土)・21日(日)の2日間、県内より64名の小学生が参加しました。
1日目は本学の緑ゆたかな遊歩道を歩いて、それぞれの“ふしぎ”や“きれい”を見つけることから始まります。
森から戻ってきたら、「森の中で見つける、自分だけの物語」と題した表現講座の時間です。
小説家の石田香織先生、劇団 森田オフィス/イッセー尾形・ら㈱の演出家の森田清子さん、妙嶋誠至さんをはじめ、俳優の安瀬雅俊さんや土屋創太さんを特別講師にお招きし、物語づくりを行いました。
遊歩道の森の中で会いたい人を想像して、絵を描きます。
子どもたちは、特別講師の先生たちと
「誰に会いたかったの?」「その人とはどんなお話しをしたの?」などと話しながら、
また、他の人の発表を聞いて刺激を受けながら
物語をつくりあげていきました。
子どもたちは、思い思いに創作する楽しさを感じているようでした。
2日目は、本学の教授陣が各自の専門性をいかして、
小学生向けの講座を開講しました。
子どもたちの興味や関心に寄り添いながら
「考える」ことを楽しむ時間を提供します。
開講講座
■「歌ってみよう!」
井坂 惠先生(声楽)
■「みつばちとはちみつの魅力を五感で体験!」
渡邉 誠先生・藤原 愛弓先生
(ミツバチ科学研究部門)
■「3Dペーパー建築をつくろう」
本間 義規先生(建築学)
■「キッズ英語の歌とゲーム」
マーク・ヘレガスン先生(英語教育)
■「空気と息の違いを確かめよう」
正木 恭介先生(栄養学)
■「みんなで協力して地球を救おう!」
森 康浩先生(社会心理学)
自分が感じた小さな疑問を
とことん追究するおもしろさ、
学びこそが一番楽しい「遊び」なんだということを、
子どもたちは体感しました。
管理栄養士を目指す学生たちが中心となって考えたスペシャルメニューで、
子どもたちにも大好評。
あそびのじかんでは、中庭の池で行う“いかだ遊び”が大人気でした。
最後は、礼拝堂のおごそかな雰囲気の中、
虹色のシンフォニーの佐藤愛美さん、髙橋輝さん(本学音楽科卒業生)による弦楽演奏を聞き
サマーカレッジ校長の戸野塚厚子先生より修了証書が授与されました。
参加した小学生からは、
・おねえさん達がとっても優しくて、いっぱい遊んでくれてうれしかった
・表現講座では、いろいろな人の作った物語を聞いたりするのが楽しかったです。
・講座で、一般の人が使用するカッターと建築科が使用するカッターの角度がちがうことが分かりました。
先生から建築学について教えてもらい、将来建築にたずさわりたいと思いました。
・講座では、ハチをさわったり、空気と息の違いをみつけたり、した事のない事がいっぱいできて楽しかったです!!
・お昼ごはんやおやつもみんなと食べておいしかったし、楽しかったです。来年もまた行きたいです。
などと、たくさんの感想をいただいております。
来年もサマーカレッジで
たくさんの小学生のみなさんと自然の中で遊び、学び、表現できることを
学生および教職員一同、楽しみにしています。