※本学には、学生の自主企画活動を支援する仕組みがあります。
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教育学部 教育学科 児童教育専攻3年 佐々木夏未
【プロジェクトの概要】
私たち「Save the Smile」は、これまでの災害から学んだこと、そしてこれからの災害に備えて、「子どもたちの命を守りたい」「子どもたちの笑顔を守りたい」という一心で、子どもたちと一緒に防災に触れ、考え、学ぶプロジェクトです。そして、災害やどんな状況においても負けない強い心や、命を大切にする心を持てるような活動を行っています。
※昨年度は「子どもの命を守る防災プロジェクト」として活動。今年度より改名。
昨年度より、小学生が楽しみながらも色々な災害を知り、災害に備えて自分たちが出来ることを一緒に考えるイベントを企画・開催してきました。
今年の8月には、マイスクール桜ヶ丘で「ボウサイエンス」という、防災と理科を合わせたイベントを行いました。
ペットボトルとマップピン、細かい砂を使い、液状化現象を再現した「エッキー」を子どもたちと一緒に作り、液状化現象について考えました。
イベント後のアンケートでは、子どもたちがたくさんの感想を書いてくれました。
・実験で自分でエッキーを作れて楽しかった
・液状化現象はとても危ない
また、中には疑問を持った子どももいました。
・もし、自分がマンホールの上にいた時液状化現象が起きて、マンホールが浮き上がったらどうすればいいの?
・中に入れるマップピンの数を増やしても全部浮き上がってくるの?
・人がうまってても液状化現象では浮き上がってくるの?
子どもたちは、全体を通して真剣に見たり聞いたりし、またエッキーで実験すると「すごい!出てきた!」「もう一回やりたい!」などの声がありました。自分で作ったエッキーだからこそ遊びながらどんどん追求していき、液状化現象を知り、学ぶことができたのではないかと思います。
私たちは、子どもたちにとって「楽しく、身になる」ことを第一に考えて活動しています。
楽しみながら学ぶことで、防災について心の隅にでも留めることができれば、いざという時にも「そういえばあの時こんなことを学んだなぁ」「知ったなぁ」と思い出し、戸惑わずに行動できるのではないかと思っているからです。
小さなことでも、知っているだけで、自分の身も守れるし、友達や家族、周りにいる人の命も守れるかもしれません。そのため、どんなに小さなことでも「楽しく、身になる」を頭において子どもたちと一緒に活動しています。
今後もマッチの付け方や、賞味期限が切れそうなものの非常食のアレンジなどのイベントを企画しています。
子どもたちと防災について考えるために、これからも工夫して取り組んでいこうと思います。