7月15日(日)、16日(月祝)に「小学生のためのサマーカレッジ2018」を開催しました。
サマーカレッジは、学生と教職員が協働してつくりあげるイベントです。
学生は、62名から成る実行委員会を組織し、4月から本格的に準備をしてきました。
「キャンパスの自然の中で、遊び、学び、表現する」というテーマを実現するために、
学生たちはレッジョ・エミリア教育のエッセンスを学び、
話し合いを重ねてきました。
以下、学生代表を務めた、鈴木梨里子さんによる活動報告です。
実行委員会 学生代表 鈴木 梨里子
(教育学科健康教育専攻 2年)
心配していた天気にも恵まれ、今年で8回目となる「小学生のためのサマーカレッジ」は無事終了しました。
記録的な暑さの中でも、元気いっぱいな子どもたちと共に遊び・学ぶことが出来ました。
本活動にご協力いただきました多くの方々に心より感謝申し上げます。
私たちは、子どもたちの「わくわく」を引き出すプランナー(食事係、講座係、遊歩道遊び係など)と、
子どもたちのサポートを行うコーディネーターに分かれ、
入念なミーティングを重ね、本活動に真剣に向き合ってきました。
教育学科を中心に、食品栄養学科や生活文化デザイン学料など、様々な学科・学年の学生が参加し、
お互いに刺激を得られる活動になったと思います。
また、サマーカレッジに昨年参加した4人の中学生がボランティアとして参加してくれました。
小学生として参加していた昨年までの姿とは少し異なり、中学生として小学生をサポートしている姿を見て、
サマーカレッジの歴史の長さを感じました。
私は学生代表として活動する中で、
実行委員の一人として活動した昨年とはまた異なる壁にぶつかることもありました。
代表は全体の状況を見極め、的確な指示をする能力が求められますが、
私は一人で仕事を抱え込んでしまう傾向があり、周囲に目が向けられなくなってしまう場面もありました。
しかしそんなときに、係の状況を自分から報告して知らせてくれたり
当日の誘導指示をうまく伝えられなかったときにもフォローして子どもたちを導いてくれたり、
先輩方をはじめとする多くの仲間たちが支えてくださったからこそ、
私は代表の仕事をやり遂げることが出来たのだと思います。
私は本活動を通して、改めて仲間と協力することの大切さを学ぶことができました。
支えてくださったすべての方々に改めまして御礼申し上げます。
そして、子どもたちから、今年もたくさんのことを教えてもらいました。
表現講座では、木の葉や花を布に貼り付けて、森のトンネルを作成しましたが、
子どもたちは、ただ貼り付けるだけでなく、
葉っぱで大きな模様を作ったり、木の実を擦り付けて色を付けたりするなどしていました!
思い思いに作品を作っていく姿を見て、
子どもたちの豊かな創造力に改めて驚かされました。
こうした子どもたちが持っている力を身をもって体験したことは、
養護教諭を志す私にとって非常に良い刺激になりました。
終了後、子どもたちが「来年も絶対来る!」と笑顔で帰っていく姿を見てやり甲斐を感じ、
来年の活動の原動力にしていきたいと思いました。
来年も子どもたちが多くの「わくわく」に出会えるよう、
よりよいサマーカレッジを作り上げていきたいと思います。