音楽科3年 加藤 栞、加藤 翠
昨年度の最後の活動について報告します。中嶋病院様からクリスマス音楽会での合唱のご依頼を頂き、2013年12月21日(土)に患者さんや利用者の方々が集まる会場で合唱を披露しました。
3回目となった今回のクリスマス音楽会では、「君の歌」をはじめとし、「上を向いて歩こう」や「花は咲く」を含む計11曲を演奏しました。「春が来た」や「ちいさい秋みつけた」などの季節の歌をメドレー形式に演奏し、さらに「ジングル ベル」などクリスマスにちなんだ曲では、鈴やウッドブロック、タンバリンなどの打楽器も交えて演奏しました。
プログラムはクリスマスらしいデザインにし、曲目と「花は咲く」の歌詞を印刷しました。練習は昼休みを利用し、より良い演奏が出来るよう一人ひとりが考え、意見を出し合いました。
本番では、会場に集まってくださった方々が何曲か一緒に歌って下さり、とても嬉しかったです。会場全体で『音楽』を共有することができ、私達自身も楽しく演奏することができました。
プログラム最後の曲は、私達のプロジェクト発足のきっかけとなった「君の歌」でした。この曲は東日本大震災を経験し、音楽の力とは何か?をテーマに詞、曲、全てを学生が一から作り上げた合唱曲で、私達と共に前へ進もうというメッセージが込められたものです。曲を聴きながら、涙ぐむ方々もいらっしゃって、演奏する側である私達も心に感じるものがありました。沢山の拍手を頂き、アンコールではもう一度「花は咲く」を演奏させていただきました。
演奏を終えてから、何度も「ありがとう」と言ってくださった方や、涙ぐみながら「また聴きたい」と言ってくださった方、私たちの演奏を聴いて笑顔になってくださった方。沢山の方と共有出来た素敵な音楽の時間を、私たちは忘れません。
昨年度も中嶋病院様をはじめ、多くの方々にお世話になりました。とても良い体験ができ、感謝の気持ちでいっぱいです。今年度も、多くの笑顔と出会えるような活動をしていけたらと思います。