2025年度 自主活動報告「にじいろプロジェクト」

代表 教育学科健康教育専攻 3年 赤間圭

私たちは今年度、「LGBTQ+当事者の方が過ごしやすい環境づくり」を目標に、学内を中心とした活動を行ってきた。LGBTQ+について知り、考え、行動につなげることを大切にしながら、誰もが安心して過ごせる大学を目指して取り組んだ。
10月の大学祭では、前川直哉先生を講師にお迎えし、「東北から考える多様な性的マイノリティ」をテーマとした講演会を企画・運営した。当事者としての経験や、東北地域でのLGBTQ+をめぐる現状、日々の活動についてのお話を伺い、参加者にとって多様な性を身近に感じ、考えるきっかけとなる時間になった。

↓大学祭講演会の準備にて看板設置

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また、ユニバーサルマップづくりにも取り組んだ。「みんなのトイレ」をはじめ、おむつ交換台、車椅子使用可能トイレ、着替えスペースなど、誰でも利用しやすい施設をまとめたマップを作成し、大学祭期間中には案内板とともに設置した。これにより、来場者や学生が学内の設備を把握しやすくなり、安心して過ごせる環境づくりにつながったと感じている。実際にマップを設置した後、教職員の方から声をかけていただく機会があった。「おむつ交換台があるなら、娘を学校に連れて来られるかもしれない」と、嬉しそうな表情で話してくださった姿が印象に残っている。この言葉を聞き、これまでLGBTQ+当事者の方が過ごしやすい環境づくりを意識して活動してきたが、その取り組みは結果として、すべての人が過ごしやすい環境づくりにつながっているのではないかと感じた。一人の困りごとだと思っていたことが、実は多くの人に共通する悩みである場合もある。その課題に気づき、改善しようと働きかけることで、誰もが安心して過ごせる環境が少しずつ整っていくのだと実感した出来事であった。

11月には短編映画「誰も悪くないのにね」の上映会を行った。本作品は、家族へのカミングアウトを家族三者の視点から描いた物語で、多様な立場から考えることの大切さを感じられる内容であった。情報発信が十分ではなく来場者は少なかったものの、アンケートでは「考えるきっかけになった」「観てよかった」といった声もあり、今後の活動への手応えを感じた。にじぷろ

今年度は春に2名、秋にさらに2名の新入部員が加わり、現在は6名で活動している。来年度は、情報発信をさらに工夫しながら、LGBTQ+への理解を深められる企画を考え、より多くの人に活動を届けていきたい。
※インスタグラムに拡大表記されたユニバーサルマップがあるのでぜひこちらからご覧になってください。
※ユニバーサルマップ以外にも随時更新しています

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