2023年度 自主活動報告「小さな図書館プロジェクト」

代表 学芸学部 日本文学科 3年 日下部 千尋

 小さな図書館プロジェクトは、海外を中心に行われている「Little Free Library」という私設図書館の草の根の活動からインスピレーションを受けて発足したプロジェクトで、今年で活動5年目を迎えました。メンバーは1年生から3年生までの10名です。

昨年度に引き続き、小さな図書館プロジェクトでは、講義館2階ロビーLACカウンター脇に本棚を設置し、読まなくなった本の引き取り、本の自由貸出、本の販売(一冊10円から購入可能)を行っています。月ごとに本のジャンルを入れ替えたり、12月はイルミネーションを付ける等季節ごとに装飾を変えたりして、視覚でも楽しめるかつ気軽に利用できる環境づくりにメンバー一同努めてきました。

加えて今年度は、BRANCHのまちスポに本棚を設置させていただき、新たに学外での活動を開始しました。大学内での本棚を利用するのは主に教職員や学生である一方、まちスポには家族連れや高校生など、様々な年代の人が訪れています。まちスポの利用者には、日常的に本を読む習慣がない人や、そもそも本に触れるのが初めてだという幼い子供も含まれます。そこで、人々が本と出会うきっかけを提供することを目標に、世代を問わず家族みんなが楽しめる本棚作りに励みました。さらに、まちスポでの活動を通じて、学年規模でビブリオバトルを開催している泉館山高校の図書委員会と繋がることができました。

「Little Free Library」の活動は主に海外が中心であり、日本国内ではまだまだ活動の例が少ないです。そのため、今後は本棚の運営に限らず、泉館山高校や他団体との共同イベントを実施し、より活動が普及できたらと考えています。

日々の活動の様子やメンバー紹介など、新着情報を随時SNSで発信しています。今年度は日本文学科と現代ビジネス学科の学生が集まって活動していました。メンバーは常に募集しているので、「途中から加入しても出遅れてしまうのではないか」と心配しなくても大丈夫です。学年・学科問わず「本が好き」「活動に参加してみたい」という方は、SNSのDMからご連絡ください。

☆X(旧Twitter)⇒@LFL_mgu

☆Instagram⇒@lfl_mgu

小さな図書館プロジェクト