自主活動報告 「桜ヶ丘古文書プロジェクト」

副代表 学芸学部 日本文学科 3年 畠山 香桜

 桜ヶ丘古文書プロジェクトは、宮城県内に残る古文書を中心とした地域文化財の保全活動に携わると共に、古文書の勉強会や歴史関係の文献の講読会を行う団体です。宮城県内の古文書は災害などの理由で散逸の危機にあります。私たちは古文書の保全活動をすることで、地域の歴史を守り、伝えていくお手伝いをしたいと考えています。古文書や関連文献の解読作業を行い歴史に関する学びを深めるため、現在は30人ほどで活動しています。

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今年度は、作並温泉や津島神社からお預かりした古文書のクリーニング・整理を行いました。クリーニング作業は刷毛を使って古文書の汚れを落とします。その後は古文書の撮影作業を行います。また、撮影した古文書の解読作業も行っています。これらが基本的な活動です。

また、8月には津島神社と東北大学災害科学国際研究所を訪問しました。津島神社では、高校生など地域の人達と交流しながら撮影作業を進めました。普段は学内での活動がメインであるため、地域の人と交流できた津島神社での作業は地域の歴史を守っているという実感が湧きました。

古文書②

東北大学ではNPO法人宮城歴史資料保全ネットワークの方と合同で古文書のクリーニングを行いました。私たちが学内で行っている古文書の清掃作業をより専門的に行いました。古文書の扱いをご教授いただき実りの多い経験となりました。後期にも災害研への訪問を検討しています。

古文書③

活動の様子はInstagramのアカウント(@sakuragaoka_komonjyo)でも発信しています。気になった方はのぞいてみてください!