「しごと旅」プロジェクトが「かほく『108』ファンド」助成に採択されました

国際文化学科・市野澤ゼミの学生が中心となってスタートした「しごと旅」プロジェクトが、河北新報社グループによる平成25年度「かほく『108』ファンド」助成に、採択されました。
「しごと旅」プロジェクトとは、いま観光業界で注目されている「仕事旅行」社の実践に学んだ取り組みです。宮城学院女子大学の学生が、高校生以下の生徒/児童を対象に、様々な「本物の」仕事と職場に触れ、その内容を体感的に理解できるような、体験型の一日ツアーを企画・運営する、というものです。いわば、『13歳のハローワーク』の現実版であり、子どもたちが、自分の将来について、楽しく具体的に考える経験機会を提供します。単に楽しみの経験を演出するだけでなく、職業者との接触・対話によってその職業観や価値意識の一端に触れることも含めて、早期キャリア教育としての意義がある活動です。
プロジェクト・メンバーの役割は、大まかには以下ように整理されます。

ツアー内容の企画(何の仕事をどう体験するかを計画、体験職場の選定)
受け入れ先の開拓(体験職場となる企業などを訪問、体験内容の詳細打ち合わせ)
顧客開拓(県内の学校を訪問、事業の説明をして参加者を募る)
ツアーコンダクター業務(生徒/児童を引率すると同時に、自身も職場体験をする)

 

世の中にたくさんある「仕事」の一端を垣間見るツアーである「しごと旅」プロジェクトの活動は、国際文化学科で学ぶ観光学の内容と、リンクしています。観光の現場について深く知りたい学生、観光業界に就職を考えている学生にとって、このプロジェクトは、ツアーの企画・構築・運営だけでなく、受け入れ先の企業との折衝や、お客様を獲得する営業活動までも含めて、「観光の仕事」の様々な側面を肌で感じる貴重な機会となります。職業体験のツアーを提供することが、自らの職業体験にもなるわけです。
このプロジェクトはまだ始まったばかり。メンバーたちは、あの仕事が見たい、これも見たい、と盛り上がっています。これから少しずつ協力者を増やし、訪問先リストも充実させていきます。「しごと旅」の今後の展開に、ご期待下さい

 

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