自主活動報告 「Spⓡt A You」

生活科学部 食品栄養学科 3年 伊藤 榛花

私たちSpⓡt A Youは、スポーツ栄養(※)を通して、スポーツ選手の競技力向上や、地域の方、学生の健康・栄養状態の改善に努め、社会に貢献することを目的とした、管理栄養士を目指す学生で活動をしている団体です。

定期的に勉強会を開き、より対象者に即した栄養教育の方法を考え、その為に必要な知識や技術を学ぶ実践的な場として、選手や地域の人々および学生と関わりながら活動をしています。

*スポーツ栄養とは、運動やスポーツを行うために必要な物質をその身体活動の状況に応じてタイミングや量を考えて摂取し、これを体内で利用することです。(鈴木志保子著「健康づくりと競技力向上のためのスポーツ栄養マネジメント」)

【2019年度活動内容】

今年度は、8月に東京大学で開催された「日本スポーツ栄養学会」への参加、国立スポーツ科学センター(JISS)・味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)・ラグビーチーム「SUNTORY SUNGOLIATH」ホームグラウンドのそれぞれへ見学に行き、スポーツ栄養の現場を体感してきました。

また、青空スポーツ少年団の保護者の方と一緒に料理教室を行ったり、長町秋祭りにて地域の方との交流を深めたりしました。

12月から2月には「株式会社エフアシスト」の企業の方を通じて、HP用栄養コラムの作成に取り組んでいます。

1年を通して東北福祉大男女ハンドボール部、NPO法人TEAMi U14女子バレーボールチームのサポートを行い、勉強会やミーティングで情報共有や選手の栄養課題解決に励んでいます。

ラック用活動報告 東京研修②(ラグビーチーム見学)ラック用活動報告 東京研修①(国立スポーツ科学センター) - コピー

 

 

 

 

 

 

 

【栄養サポート活動】

2019年度サポートチーム

◇NPO法人TEAMi U14女子バレーボールチーム

11月、プリンセスカップ(TEAM i 主催 15歳以下の女子選手を対象とした6人制バレーボールの大会)にて、栄養ブースの設置と大会スタッフへの食事提供を行いました。

栄養ブースでは、「あなたの食事足りてる?足りてない?」をテーマに、料理カードを用いて試合後の夕食を選手たちに選んでもらいました。

また、体組成測定、栄養に関するリーフレットの配布、保護者向けに栄養相談コーナーを設けました。多くの中学生、保護者、指導者に立ち寄っていただきました。

 

ラック用活動報告 チームi① - コピー       ラック用活動報告 チームi② - コピー

 

 

◇東北福祉大 ハンドボール部(男子・女子)

8月に開催された東日本インカレでは、富山県へ帯同し、補食の提供や朝食のビュッフェでの食べ方、夕食の選び方の指導を行いました。

また、月に一度の体組成測定と練習見学を行っています。選手の体組成の推移を見ながら、質問に回答したり、指導内容を考えます。今後は選手の食事調査を行った上で、個人の目的に合った指導に取り組んでいきたいと考えています。

 

ラック用活動報告 東北福祉大ハンド部① - コピー

その他の活動】

青空スポーツ少年団料教室

青空スポーツ少年団は幼児・小学生を対象として月に2回運動遊びを行っている団体です。体を動かす上で食べることの大切さを学んでもらうため、今回料理教室を行いました。

料理教室では栄養バランスを考えつつ、家でもつくることが出来る「おにぎらず」と「卵焼き」を子ども達とつくりました。対象者が幼児と小学生であったため適正量や料理技術が分からず、予測するのに苦戦しました。しかし、「美味しかった!家でも作りたい」の言葉に達成感を感じることができました。

ラック用活動報告 青空スポ少料理教室① - コピー - コピーラック用活動報告 青空スポ少料理教室② - コピー (2)

 

◇スポーツ交流会(宮城県内の大学が合同で行う)

12月1日に尚絅学院大学にてスポーツ交流会が開催されました。

当日は~スポーツを軸に「人」と「想い」を交流しよう~というテーマで他大学の学生と交流を深めることを目的としたプログラムを実施しました

私たち宮城学院女子大学は「献立作成ゲーム」を企画し、ゲームを通してアスリートに必要な栄養はどのようなものであるかを学べるプログラムにしました。

また、北海道日本ハムファイターズ管理栄養士の八巻法子さんの貴重な講演を聞くこともでき、将来の夢に向けて様々なことを学ぶとても良い機会にもなりました。

ラック用活動報告 交流会① - コピーラック用活動報告 交流会② - コピー - コピー

 

大学生活を送りながら、このような実践的な経験が出来る環境はとても充実していると感じます。

時にご指摘を受け、日々の課題との両立が大変なときもありますが、Sport a youに所属している仲間と1つの行事をやり遂げたときは達成感に満ち溢れます。

学生が主体となって一から活動を進めていくため、先生方や先輩方にご協力いただき何度も考えを練り直し、新たな学びを増やしています。

年々進化していける活動になるように、これからも精進していきます。