自主活動報告「桜ヶ丘古文書プロジェクト」

学芸学部 人間文化学科 4年 田口 佳奈美

 私たち桜ヶ丘古文書プロジェクトは「守る、伝える、地域の歴史」をモットーに今年度より活動を開始しました。

現在、日本国内の個人宅に残されている江戸時代以降の古文書は20億点以上に上るといわれており、仙台市内やその近郊にも数多くの古文書が残されています。しかし今、頻発する災害や当主の代替わりなどによって、古文書は消滅・散逸の危機に直面しています。

また、古文書は独特なくずし字(続け字)で書かれており、日本語であるにもかかわらず、ほとんどの日本人は読めません。私たちは、地域の貴重な文化財である古文書を保全、解読し、後世へ伝えていくために次のような活動を行っています。

①古文書のクリーニング
②古文書の写真撮影=デジタルカメラ撮影による史料のデジタルデータ化
③古文書を読む=くずし字を読む

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私たちが保全、解読に取り組んでいる古文書は作並温泉岩松旅館さんからお借りしています。この活動を通して古文書や地域社会へ貢献し、日本の伝統文化を継承することの魅力に気づくことができればと思います。少しでも歴史や古文書に関心のある方、この記事を見て興味を持った方など、学科や専攻は問いません。皆さんの参加をお待ちしています!

当プロジェクトではInstagramにて活動の様子や撮影した史料を紹介しています。不定期でくずし字クイズも投稿していますのでチャレンジしてみてくださいね。
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人間文化学科 | 宮城学院女子大学 (mgu.ac.jp)