小学生のための Summer College 2015 活動報告(3)

                  食品栄養学科 2年 渡部 陽奈

私は去年に引き続き、今年も食事係として、サマーカレッジに参加しました。

2か月ほど前から食事係で集まり、2日間の昼食とおやつのメニューを考えました。何度も試作を行い、生協さんに協力していただき試食を行い、納得のいくメニューを作ることができました。

 1日間の昼食は、タコライス,きゅうりとトマトのツナマヨサラダ,かぼちゃの豆乳冷製スープ,のり塩レンコンチップスです。班の学生の皆さんも声がけをしてくださり、残食の少ないうれしい結果となりました。トマト嫌いという子も、「今日は頑張って食べたよ!」と報告してくれて、とてもうれしくなりました。

 2日目の昼食は、ご飯,鯖のカレー南蛮漬け,水菜とのりの和風サラダ,とうもろこしと枝豆のかき揚げ,おくらのかきたまスープです。2日目は和食でありながらも彩りのよいメニューにすることができました。魚を子どもたちが食べてくれるだろうかという心配もありましたが、ほとんど残食がなく、とてもうれしかったです。スープを何度もおかわりしてくれる子もいて、とてもうれしく、やりがいを感じました。反省点としては、サラダの味が薄く、水菜の青臭さが残っていたため、サラダの残食が多かったことです。味付けをもっと工夫して、食べやすいものにするべきだったと反省しました。

 おやつは、1日目はベリーソースのクラッシュサイダーゼリーです。サマーカレッジ当日は天候にも恵まれ、とても暑い日だったため、見た目も味も涼しげなサイダーゼリーは子どもたちにも大好評でした。

 2日目のおやつはトマトのパウンドケーキ~ゴマと胡桃のソース添え~(ゴマアレルギーの子はソースなしでの提供)です。トマト嫌いという子どもたちも驚きながらも完食してくれました。 

活動を振り返り、アレルギーや、子どもたちの嗜好を考慮することは難しく、とても苦戦しました。試作でも失敗を繰り返し、納得のいくものができず、悩んだこともありました。しかし、子どもたちにおいしいと言って笑顔になってもらえるような食事にしたいという強い思いから、くじけず、みんなで何度も話し合い、納得のいくメニューを作ることができました。

2日間調理をしてくださった生協の方々、アドバイスを下さった先生方、声がけをしてくださったスタッフの方々、たくさんの方々のおかげで、子どもたちにとって、食事を楽しい笑顔の時間にすることができました。携わってくださった皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

サマーカレッジを通して、私自身も成長することができました。うまくいかず、たくさん悩んだこともありましたが、食事係全員で乗り越えることができました。私にとっても充実した2日間であり、子どもたちとの最高の思い出になりました。本当にありがとうございました。