小学生のための Summer College 2014 活動報告(4)

 児童教育学科 2年 川村百恵

 

私は今回、初めてサマーカレッジに参加し、遊歩道係として活動しました。遊歩道散策は、午後からの表現講座に大きく関わるため、ただ歩くのではなく、声掛けやミッション(クイズ)などで子どもたちが何かに気付いたり、疑問を深めたり、感じたりできる意味のある散策にしたいと思いました。そのため何度もみんなで遊歩道を歩きました。注意深くしっかりと自然に触れることで普段は何気なく見逃してしまうような小さなことに気が付きました。太陽の光や影、風や水の暖かさ、音・虫の鳴き声や形、植物の根や葉、土の色やさわり心地など様々な視点で観察することでたくさんの気付きがありました。これらを子どもたちにもぜひ感じて欲しいと考え、先輩方にアドバイスをいただきながらサポートとして参加する大学生が声掛けしやすいようプリントを作成し伝えました。いかにわかりやすく、簡潔に表現するかに力を注ぎました。またミッションなどのパネル(看板)も手分けしてみんなで作成しました。

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サマーカレッジ当日は気温が高かったこともあり体調管理などの不安がありましたが、大きなけがやアクシデントもなく、準備したミッションを子どもたちが喜んで解いていたり、何かを見つけ目をきらきらさせながら見せてくれたりとたくさんの素敵な笑顔を見ることができました。 

子どもたちは私たちが気付かなかったことや、また深く考えたことの無かったことに気付き、疑問に思っていました。たった一度散策をしただけでたくさんのことに気付く子どもたちに驚くと同時に、声掛けなど子どもたちが気付くための機会を用意することの大切さも感じました。

準備は大変でしたが、当日子どもたちが笑顔で、「楽しかったよ」「また来たいな」と言ってくれたことがとてもうれしかったです。今回のこの経験は私にとって本当に貴重なものとなりました。

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