在学生からのメッセージ ―就職活動編―

notebook前回、前々回に続き、この春日本文学科を卒業する4年生より、就職活動についてのメッセージが届きました。

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 S・Kさん(金融業)

 入学当初、私は将来、図書館司書や書店員等の仕事に就きたいと考えていました。宮城学院女子大学日本文学科に進学を決めた理由もそのためです。日本文学科では、教員免許のほかに、図書館司書、司書教諭、学芸員、そして日本語教員といったさまざまな資格が取得できます。それがとても魅力的でした。

 しかし、東日本大震災で傷ついた故郷を目の当たりにし、地元の復興のために働くことを志すようになりました。最終的に、地元の信用金庫に就職を決めたのは、被災者の方に今後必要な支援というのが、長期的な金銭面でのサポートではないかと考えたからです。

 金融業と文学には接点がなく、大学で学んできたことを活かせないと懸念する方もいるかと思いますが、ここ日本文学科において4年間で培った文章力や表現力というのは、どんな業種でも活かせる力です。就職活動を通し、そのことを大変実感しました。ですから、皆さんも多種多様な業種に目を向け、自分の将来について考えてみてください。あらゆる可能性を秘めた将来を考えるための時間や、相談に乗ってくれる友人や先生との出会いが、日本文学科にはあります。