7月12日(土)、仙台市市民活動サポートセンター6階セミナーホールにおいて、日本文学科の公開講座「仙台を歩く三島由紀夫 ー小説『美しい星』を読むー」が開催され、一般市民の方19名のご参加がありました。この講座は学都仙台コンソーシアム・サテライトキャンパス公開講座2025の中でおこなわれました。
日本文学科はこれまで「夏の怪談教室―怪異と幻想の日本文学」というシリーズ名で毎年参加してきましたが、コロナの蔓延と共に参加を取りやめておりました。
今回、ようやく約6年ぶりに参加したことになります。講座は日本文学科の千葉幸一郎先生が担当されました。
三島は長編小説『美しい星』の取材のため、1962年3月8日から11日の3泊4日で来仙しています。その際に記した「創作ノオト」の内容をもとに、三島が仙台の街をどのように歩き、見聞きしたものをどのように作品に取り込んだのかが講義されました。
アンケートでは「創作ノートが作品にどのように取り入れられたのかが分かり、興味深かった」「当時の仙台の風景が思い出され、感慨深かった」といったご意見をいただきました。また、「このような講座を引き続き開催してほしい」というご要望もありましたので、次年度以降も継続する方向で考えています。
暑いなか、お集まりいただきありがとうございました。
文学を愛する皆さま、次回の公開講座にもご期待ください。