12月12日、本学卒業生で作家の渡辺優さんをお迎えし特別授業を行いました。
特別授業は文芸評論家の池上冬樹先生が担当される日本文学科の授業「創作表現B」内にて実施。
集英社文芸編集・文芸書編集編集長の眞田尚子さんにもおいでいただき、池上先生、渡辺さん、そして眞田さんによる軽妙なトークが繰り広げられました。
渡辺さんの作品の話はもちろん、業界の話も聞くことができ、参加した学生たちにとって刺激的な時間になったのではないでしょうか。
特別授業で扱った作品は渡辺さんの「ピンポンツリースポンジ」。
この作品は『行きたくない』 (角川文庫)というタイトルのアンソロジー短篇集に収録されています。
受講生たちがそれぞれ感想を述べたあと、渡辺さんから「ピンポンツリースポンジ」について詳しいお話を伺いました。
渡辺さんは2015年に集英社が主催する「第二十八回小説すばる新人賞」を受賞され、2016年に小説家デビューしました。受賞作の『ラメルノエリキサ』は宮部みゆき先生イチオシの作品です。デビューして約8年、世に送り出した作品は10冊を超えます。2025年にも2作品、出版を予定しているとのこと。編集者である眞田尚子さんも絶賛する渡辺優さんの作品を、皆さん、ぜひ読んでみてください。本学大学図書館にも所蔵ありです。
特別授業の最後に、日本文学科で学ぶ学生にアドバイスをくださった渡辺さん。
集英社文芸編集・文芸書編集編集長の眞田さんからもアドバイスを頂戴し、学生たちはとても勉強になったと思います。
日本文学科には創作を好む学生が多く、実際に創作関係の授業も開講されています。また、一般公開の形で作家特別対談も開催しています。
このような貴重な機会を設けてくださった池上冬樹先生、本当にありがとうございました。
渡辺優さん、眞田尚子さん、面白いお話をありがとうございました。渡辺さんの新作、楽しみにしています。