日曜日は早朝8:00に仙台駅を出発。今日は三陸道を使って登米町を目指します。
登米はもともと能楽が盛んな土地で、いわゆるプロとは違いますが、土地の人々によって受け継がれてきた能があり、県の無形民俗文化財に指定されています。その登米にあるのが伝統芸能伝承館・森舞台(能舞台)です。やはり自然の中にある能舞台は趣がありますね。
ついで、県の重要文化財に指定されている旧登米高等尋常小学校、現教育資料館を訪問しました。時計を見たら、ちょうど日曜朝の変身タイムだったので、「みやぎの明治村」にふさわしいスタイルで見学させていただくことにしました。いかがですか?
実は当日の天気予報はどこもかしこも全国的に雨マーク。でも、日ごろの行いがよいのか、午前中は何とか大丈夫なようです。
ということで、そのまま外に出て旧水沢県庁や懐古館などを見学しました。こうした路地も武家屋敷の面影を残していますね。
昼食後、町内にある養雲寺、専称寺を訪問しました。どちらも登米の昔話の舞台となっているお寺です。
とまあ、ここまでは順調でしたが、平筒沼の弁天島を訪ねたあたりから雨が降り出しました。いや、さすがです。なぜって、平筒沼は竜神伝説が伝わる沼だからです。
最後に豊里町の香林寺さんをお訪ねしました。香林寺は登米町の専称寺とともに登米の昔話(内容は「三枚のお札」です)に登場するお寺で、奥州に伝わる奥浄瑠璃『迫合戦記(奥州三迫合戦記とも)』にその創建の由来が記されています。門構えからして立派なお寺です。お庭も非常に手入れが行き届いていて見事です(秋はもっと見事だそうです)。今回は事前にお手紙を差し上げていたこともあって、ご住職から詳しいお話をうかがうことができました。また、以前町役場にお勤めだったという佐藤さんからは貴重な資料もご教示いただきました。心から御礼申し上げます。
さあ、これからガイドブックの執筆、制作に取りかかります。乞うご期待