11月6日(日)、約3年ぶりに日本文学会企画部主催による「文学旅行」が実施され、日本文学科の学生29名が岩手県を訪れました。
最初の目的地は歴史公園えさし藤原の郷です。えさし藤原の郷はNHK大河ドラマの撮影地としても知られる、平安時代の歴史と文化を体験できるテーマパークです。園内には様々な建物があり、奥州藤原氏の居館であった「伽羅御所」(寝殿造)や、初代清衡公の居館「清衡館」、金色堂や無量光院などが復元されています。
体験コーナーもあります。
平安時代の衣装(もちろん十二単もあり)や鎧の着付体験、写経体験に弓矢体験と、色々な体験ができるなか、学生たちは事前に予約をしていた貝合わせ用のハマグリ絵付体験にチャレンジしました。
牛車で記念撮影を行ったり、「トリックアート平安の館」でユーモアあふれる写真撮影も楽しみました。今回は訪れませんでしたが、藤原の郷には平安時代の食事を体験できる場所もあるようです。
昼食を済ませた一行は、次に花巻市に向かいます。
花巻市、そして「文学旅行」といえば・・・・もちろん宮沢賢治ですね。
花巻には宮沢賢治記念館や宮沢賢治童話村があります。小学校の修学旅行や社会見学などで訪れたことがある方も多いのではないでしょうか。記念館には宮沢賢治ゆかりのものが展示されているほか、賢治の多才ぶりがわかる展示も行われています。敷地内には山猫軒という名のレストランもありますよ。
思い思いに時間を過ごした秋の一日。途中にわか雨にも遭遇しましたが、穏やかな一日となりました。
平安文化から宮沢賢治へ。久方ぶりの文学旅行は時を超えた旅に。参加された皆さん、良い旅となりましたでしょうか。今回の旅行を企画した日本文学会企画部の皆さん、お疲れ様でした。