【日本文学会】「図書館ツアー」を開催しました

日本文学科教員と学生による自主的研究活動組織「日本文学会」。企画部、図書部、編集部に分かれて、日々、学生が主体となって活動しています。

さて、日本文学会図書部では9月1日に「図書館ツアー」を開催しました。ご協力いただいたのは、多賀城市立図書館です。住所は多賀城市中央2丁目4-3 多賀城駅北ビルA棟、JR仙石線多賀城駅下車徒歩1分です。

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 多賀城市立図書館外観

 新型コロナウイルスの影響で日本文学会の活動を縮小していましたが、今年度は少しだけ活動を元に戻したため開催することにいたしました。コロナ以前の活動を知る会員がいないため手探りだった中、なんとか開催まで持っていけて主催者側としては一安心でした。コロナがまだまだ収まったとは言いづらい中、ご協力頂いた多賀城市立図書館には感謝するばかりです。

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当日はまず図書館のコンセプト等についての座学を行っていただきました。図書館のコンセプトや指定管理者制度による運営ゆえの強みなど、一般的な図書館見学では知ることのできないことをご教授いただきました。

座学の次は図書館見学です。案内は多賀城市立図書館の館長が行ってくださいました。

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コンセプトにもとづく内装は過ごしやすい工夫がこらされていました。さらに、本を探しやすいように独自のジャンル分けを行うなど来館者の目線に立った工夫が沢山ありました。言われなければ気付きませんが、言われると確かに利用しやすい工夫であり過ごしやすい空間づくりがされていました。

また、ツアーでは書庫も見学させていただきました。多賀城市立図書館の書庫は大学図書館の書庫よりもずっと小さく驚きました。この大きさで書庫として十分なのかと思いましたが、多賀城市立図書館には、「開架書庫」と呼ばれるものがあるようです。なんと、書庫が来館者の目に触れる場所にあるのです。

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3階キャットウォークの書架

上の写真をご覧ください。人の手が届かないところに本が並んでいるのが分かるでしょうか。この様に、見える場所に並べるようにしたものを「開架書庫」と言うそうです。書庫の本を借りられることを知らない人もいると思うのでとても良いなと思いました。

多賀城市立図書館は「本当に図書館??」と疑ってしまうほど私たちの知っている図書館とは雰囲気が違いました。近所にあったら毎日通ってるなと思いながら見学しました。本当に素敵な図書館なので皆さんも是非一度足を運んでみてください!

日本文学会図書部