7月11日(月)、日本文学科では今年度2回目になる学科独自のキャリア講座を実施しました。講師には2019年度に日本文学科を卒業し、秋保温泉「伝承千年の宿 佐勘」のフロント課に勤務する藤澤愛さんをお招きしました。
秋保温泉「伝承千年の宿 佐勘」の歴史や会社概要についてお話しいただいた後、歴史ある高級旅館ならではのおもてなしやサービス、創意工夫やたゆまぬ努力について教えていただきました。人気のある客室の写真も見せていただきましたが、さすが「伝承千年の宿 佐勘」。一度は泊まってみたい美しい客室でした。
東日本大震災からの復興、そして2022年3月16日の大地震による新たな被害。次々と訪れる困難にもめげず、ピンチをチャンスと捉えながら進化し続ける老舗旅館のお話には大変感銘を受けました。「名取の御湯」に一度は浸かってみたいですね。
藤澤さんが用意してくださったホテル・旅館業クイズにも挑戦しながら、楽しく旅館業について学ぶことができました。G7仙台財務大臣・中央銀行総裁会議が佐勘で開催された時のお話も興味深く拝聴していた学生が多かったようです。
藤澤さんの学生時代のお話も大変参考になりましたね。ご自身の経験、特性、強みが今の職場で生かせていると実感することが多くあり、それには高校生から大学生にかけての様々な経験が役に立っているそうです(日本文学科での学びが社会に出た後にどのように役立っているかというお話は、ついついメモを取ってしまいました)。
最後に「自分で考える向き不向きと、他人から見る向き不向きはだいぶ異なる」「自分にしかできないサービスで周りを幸せにしていって欲しい」という素晴らしいメッセージを頂戴し、藤澤さんによるキャリア講座は終了しました。
質疑応答の時間に積極的に質問をしてくださった皆さん、ありがとうございました。何よりも、お忙しいなかこのような貴重な時間を設けてくださった藤澤さん、本当にありがとうございました。ますますのご活躍をお祈り申し上げます。