日本文学科キャリア講座「図書館司書のお仕事」を開催しました

2018careerlibrary

11月20日(火)、日本文学科では今年度最後のキャリア講座「図書館司書のお仕事」を開催しました。講師には、仙台市榴岡図書館から遠藤未雪さん、尚絅学院中・高図書館から谷由紀子さん、本学図書館から大場千明さんをお迎えしました。遠藤さん、谷さん、大場さんは全員日本文学科の卒業生です。公共図書館、学校図書館、大学図書館で働く現役司書の皆さんに伺った非常に具体的な業務内容のお話に、学生たちは大変感銘を受けたようです。

一日の仕事の流れを教えていただき、実際にイメージすることができましたでしょうか。図書館で行っている企画展示のお話も素晴らしかったですね。創意工夫の数々に驚きました。また、公共図書館ならではの火曜日の朝の光景(実際に写真も見せていただきました)には、思わず「わあ!」と言ってしまった学生もいたのではないでしょうか。図書館が異なれば、行っている取り組みも異なります。もちろん利用者も異なってきます。それぞれの特徴に合わせた取り組みを行っていることが印象的でした。

遠藤さん、谷さん、大場さんは、どうして司書を目指したのか、どうやって司書になることができたのか、といったお話だけでなく、司書として働くために身につけておいたほうがよいスキルなどについても教えてくださいました。日本文学科の皆さん、接客業のアルバイト、とても役に立つそうですよ。

最後に、キャリア講座に参加した学生の感想を紹介したいと思います。

「カウンター業務以外にも図書館内外での業務があることに驚きました。一日のスケジュールも予想以上に詰め込まれており、静かなイメージのあった司書の仕事にギャップを感じました。また、しおりコンテストは生徒さんが図書館へ行くきっかけ作りになると共に、とても面白そうなので私もやってみたかったです。大学図書館は利用していますが、蔵書数や入館者数など細かなデータは、こういう時間でしか得られないので貴重でした。」

「図書館と一口に言っても、細かいところで業務に違いがあると写真やスライドで知ることができました。榴岡図書館には、今年の夏に業務体験をさせていただき、今日はさらに一日のスケジュールも知ることができたのでとても参考になりました。尚絅学院中・高図書館では、生徒の活発な活動を支援したり、学習サポートをしていると知りました。大学図書館は「働いてみたい!」と思っていたので、必要な知識についてや、その職に就くまでの過程などを知ることができ大変参考になりました。」

「実際に働いていらっしゃる方のお話を聞ける機会はなかなかないので、貴重な経験になった。勤めている場所によって少しずつ業務が変わっていることが分かった。本だけでなく、人としっかり向き合うことが重要だと改めて感じた。」

「私は今年の夏休み、榴岡図書館に実習に行った。この講座で、業務内容を説明されたとき、自分が教えていただいた仕事もあったので、その時の忙しかったけれど楽しかった気持ちを思い出した。図書館で働くには、いくつか道があるのだと知って、公共図書館で働くということにこだわらなくても良いのかもしれないと思った。今回の講座に参加して良かった。」

「今回は図書館についてお話しいただいたので、良い機会だと思いました。図書館の内部写真やイベントの説明、工夫されていること、その他の活動について教えていただき、カウンター業務だけではないのは知っていましたが、かなり挑戦的な企画をしていて驚いた。有意義で楽しい講座だと思った。」

 

2018年度日本文学科キャリア講座は今回で最後になります。遠藤さん、谷さん、大場さん、この度は本当にありがとうございました。