日本文学科キャリア講座「キャリアデザイン・コミュニケーションの扉~自分を知る、聴く、感じる~」を開催しました

2018career

6月20日(水)、日本文学科では2018年度第一回キャリア講座・ワークショップ「キャリアデザイン・コミュニケーションの扉~自分を知る、聴く、感じる~」を開催しました。講師には、国家資格キャリアコンサルタント、JCDA認定CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)、傾聴・耳育てセミナー講師の大場綾先生をお迎えしました。大場先生は日本文学科の卒業生です。

ワークショップ形式で行われたキャリア講座。先ずはウォーミングアップとして、早速、コミュニケーションの重要性を実践的に学びます。気持ちが高まってきましたら、グループワークを開始。この日初めて会った同級生や先輩たちを相手に、大場先生直伝の「4つの窓」を用いながら1分間の自己紹介を行ないます。たった1分間と思いますでしょうか。自分自身について1分間伝えること、それがいかに大変か実感した学生も多かったようです。

本来の“キャリア”という単語が持つ意味を確認し、学生たちは各自がそれぞれ役割を担いながら社会で生きていることを学びます。大場先生は自己探索の本ともいうべき絵本(ヨシタケシンスケさんの『ぼくのニセモノをつくるには』。ヨシタケシンスケさんの絵本、有名ですよね。皆さんご存じですか)を紹介してくださったり、対人関係における気づきのグラフモデルである「ジョハリの窓」を用いて、誰が見ても明らかな自分、自分は気づいていないけれども他者が気づいている自分、他者は全く知らず、自分のみが知っている自分、そして自分も他者も気づいていない自分、という4つの「自己」に気づく方法を教えてくださいました。

また、今回の講座では「聴き方」の違いも体験しました。コミュニケーションは他者の話に耳を傾けることから始まります。自分の言いたいことだけを一方的にまくし立てるのはコミュニケーションではありません。そのコミュニケーション能力が社会でどれだけ重視されているか。講座に参加した皆さん、実感できましたよね。

大場先生、今回も後輩たちのために講師を引き受けてくださりありがとうございました。先輩がいきいきとお仕事を楽しんでらっしゃるお姿は、とても素晴らしいものですよね。キャリア講座で教わったことを、学生たちにはぜひ生かしていって欲しいと思います。

大場先生、この度も本当にありがとうございました。

次回の日本文学科キャリア講座は、7月4日(水)の5校時に開催予定です。