編集者のお仕事―日本文学科主催キャリア講座を開催しました

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11月7日(月)、雑誌編集者によるキャリア講座を日本文学科主催で行ないました。講師には、仙台のタウン誌として有名なS-styleやKappoを発行しているプレスアートの編集者、梅津文代氏をお招きしました。梅津氏はこの秋よりKappoの編集長を務められています。

私たちが普段手に取る雑誌が、どのような人たちによって、どのような行程・作業を経て、どのようなこだわり・目的をもって、毎月出版されるのか。

梅津氏による貴重なお話を聞き、参加した学生たちからは「とても感動した」という声が続々上がりました。一冊の雑誌に込められた思い。この度お話を伺わなかったら、そのことを知ることはなかったでしょう。雑誌や本の見方ががらっと変った、という声も多かったようです。

梅津氏からは、具体的な編集者のお仕事のお話や、誌面の作り方(実際にラフを参加者全員で作ってみる時間も!)のコツ、雑誌作りに関わる人たちの紹介など、ここには書き記せないほど様々なお話を伺うことができました。

仙台のタウン誌は全国で二番目に長い歴史をもつそうです。その理由、とてもよくわかりましたよね。街を元気にしたいという情熱をひしひしと感じました。実際に編集やライターの仕事に興味関心を持つ学生も多く、非常に勉強になったと思います。

情報を集め、編み直す―それが編集であり、編集者のお仕事だそうです。

何より体力が必要と梅津氏は仰っていました。街中をとにかく歩き、情報を集めていくことは、実際にその仕事をしたことのない私たちからすれば想像もつかないくらい大変だと思います。ですが、そのように全く感じさせないほどの熱意と力をお話から感じることができました。今すぐ、S-styleやKappoを手に取りたくなりましたね。

2016年度日本文学科キャリア講座はこれで終了となります。次回は来年度に。