日本語教員養成課程開設10周年記念 日本語教育における「外国語学習のめやす」研修会を開催しました

bmeyasu

今年、日本文学科の日本語教員養成課程は開設10周年を迎えます。

それを記念し、2016年10月29日(土)に「日本語教育における『外国語学習のめやす』研修会」を開催しました。日本語教師として国内外で活躍する卒業生も(遠くからはベトナムから!)参加し、現役の日本語教師、日本語教員養成課程で学ぶ在学生(2年生~4年生)がともに学びあう一日となりました。

第一部には55名の参加者がありました。「外国語学習のめやすとはなにか?」というタイトルで、関西大学の山崎直樹教授による基調講演からのスタートです。

山崎先生にはヨーロッパのCEFR、アメリカのNSスタンダード、日本のJF日本語教育スタンダードとの比較において「外国語学習のめやす」の特徴をわかりやすく解説していただきました。

さらに、田中祐輔東洋大学講師による「外国語学習のめやす」を参照した実践報告が行われ、「めやす」を活用する利点や効果について考えるヒントをご提供いただきました。

昼食休憩をはさみ、第二部のワークショップには34名の方が参加してくださいました。現役教師と大学生混合の10のグループに分かれて「めやす」の学習目標のキーコンセプト、3×3+3の枠組みを用い、実践例を分析しました。第一部の講演と実践報告に加え、このワークショップに参加することで、「めやす」についてより理解が深まったというコメントを多くいただきました。学生たちからは、現役の先生方とのワークショップ自体が初めてだったので、様々なアイデアをともに生み出し、とても良い学習機会になったというフィードバックが多く寄せられました。

東北で初となる「外国語学習のめやす」研修会を、宮城学院女子大学で開催できたことを嬉しく思います。大学、日本語学校、地域の日本語教室、様々な現場において「外国語学習のめやす」が活用できるか?どう活用できそうか?考える機会になったならば主催者側としては嬉しく思います。参加してくださった皆様、どうもありがとうございました。

 

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