「韓国研修旅行に行ってきました」
2016年9月5日~9日、日本文学科で日本語教育を専攻する学生17名が韓国研修旅行に出かけました。韓国は世界で三番目に日本語学習者が多い国。年少者から社会人まで幅広い層の人々が日本語を学んでいます。今回の研修では、日本語を学ぶ高校生、大学生、社会人の方々との交流を通じ、韓国の日本語教育事情を学んできました。
参加学生の感想を紹介します。
【9/6国際交流基金ソウル日本文化センターでの社会人日本語学習者との交流から】
主婦や定年の方など、生涯学習で日本語を学んでいる方たちと交流した。日本語を学び始めたきっかけとして、日本のドラマを見て趣味で始めた人や、カナダ留学中に日本人と出会い、日本語も勉強してみようと思って始めた人など、様々だった。学習者の方から「『愛』と『恋』は何が違うのか」と尋ねられた。ニュアンスは同じように見えるが「愛人」と「恋人」とでは意味が異なるため、不思議に感じていたそうだ。このように、学習者から日本語の疑問を聞くと、日本語は難しく面白い言語だと感じた。
【9/7大真大学校の大学生との交流から】
一日中一緒にいたこともあり、たくさん話せたのが良かった。大真大学校の皆さんが私たちのことをよく考え、コースを作ってくれ、とても楽しい一日を過ごすことができた。話している中で、韓国と日本のさまざまな違いについて気づかされ、とても勉強になった。
【9/8徳沼高等学校の高校生との交流から】
すれ違う高校生から「こんにちは」と声をかけてもらって、「こんにちは」と手を振って返すと、とても喜んでくれて驚いた。化粧が許可されたと聞き、日本の化粧品にも興味を持っていた高校生に実際のものを見せると喜んでいた。日本語があまり話せなくても、英語などを使いながらコミュニケーションをとろうとしてくれて、とても嬉しかった。「絶対日本に行きたい」と言ってくれた。
短い期間ではありましたが、濃密な時間を過ごし、かけがえのない大切な経験となったという声が多く聞かれました。日本語教育を通してさまざまな出会いがあったことをとても嬉しく思っています。この経験を今後の日本語教育の学び・実践に生かしてほしいと思います。