宮城学院創立130周年&日本文学会設立70周年記念
特別講演会「イタリアの日本文学研究について」
ヴェネツィア。「アドリア海の真珠」と言われる美しい水の都。そこにあるのが国立ヴェネツィア大学です。
ヴェネツィア カ・フォスカリ大学(Ca’ Foscari University of Venice)は1868年創立、8学部1万9000人を擁する総合大学です。「カ・フォスカリ」とはヴェネツィア共和国の元首フランチェスコ・フォスカリが1457年に建てたゴシック様式の宮殿で、現在はヴェネツィア大学の本部が置かれています。
ヴェネツィア大学は国際都市ヴェネツィアにふさわしく、1868年の創立時から外国語教育が盛んで、現在約30か国語を学ぶことができます。日本語は特に人気があります。ヴェネツィア大学のアジア・地中海アフリカ学科 日本研究科で学ぶ学生はなんと1400人。日本研究に関しては、ローマ大学、ナポリ大学と並んで、イタリアで最も充実している大学の一つです。
このたび、イタリアの名門ヴェネツィア大学のボナヴェントゥーラ・ルペルティ先生をお迎えして、下記のように特別講演会を開催することになりました。ルペルティ先生のご専門は日本の文学と演劇で、この一年は京都にある国際日本文化研究センターで研究活動に専念していらっしゃいます。今回の特別講演会では、イタリアにおける日本文学、演劇、芸術、サブカルチャーなど日本研究の様子についてお話をうかがいます。講演後には質問コーナーを用意しています。このようなチャンスは二度とありません。皆さんの積極的な参加を期待しています。
日 時 2016年6月24日(金)4校時 14:40~16:10
会 場 第二講義館K306
演 題 「イタリアの日本文学研究について」
講 師 イタリア国立 ヴェネツィア カ・フォスカリ大学
アジア・地中海アフリカ学科 日本研究科 教授
ボナヴェントゥーラ・ルペルティ氏
*この特別講演会は聴講自由です。ぜひおいでください。
*イタリア語に翻訳されている主な日本文学作品
古事記、竹取物語、伊勢物語、古今和歌集、土佐日記、源氏物語、和泉式部日記、枕草子、更級日記、落窪物語、住吉物語、とはずがたり、方丈記、徒然草、奥の細道、井原西鶴(好色一代男、好色五人女、好色一代女、男色大鑑、日本永代蔵)、雨月物語、夏目漱石、芥川龍之介、谷崎潤一郎、川端康成、太宰治、三島由紀夫、円地文子、大江健三郎、吉本ばなな、村上春樹…など
お問合せ:日本文学科副手室(C303 or o22-277-6121)