映画『バレンタイン一揆』上映会&白木朋子さんによる講演会が開催されました

7月20日、インドやガーナで子どもを危険な労働から守り、さらに日本での児童労働の予防を国民・政府・企業に働きかけて児童労働の撤廃を目指す特定非営利活動法人ACE(エース)の事務局長である白木朋子さんをお招きし、ACE制作のドキュメンタリー映画『バレンタイン一揆』の上映と白木さんによる講演会を開催しました。土曜日にもかかわらず、当日は高校生、OGの方も含め、130人以上の方で教室は埋め尽くされました。

映画は、児童労働と出会い、悩み、闘った日本の学生たちの物語です。私たちがふだん何気なく食べているチョコレート。その原料となるカカオ生産地域であるガーナでは、カカオ農園で働かされ、学校に通うこともできない子どもたちが大勢存在するという現実を知っていますか?さらにカカオ農園で働くガーナの子どもたちは、チョコレートを見たことも食べたこともないのです。ACEが支援するガーナの村を訪問した高校生と大学生の代表3人は、そんな厳しい現実を目の当たりにし、日本に帰国後、生産者のことも大切にしたフェアトレードのチョコレートを買いに行くアクション「バレンタイン一揆」を行います。フェアトレードとは、日本語に訳すと公正な取引で、フェアトレードの商品を購入することで発展途上国の生産者のサポートに繋がります。

日本では、フェアトレードや児童労働という言葉はあまり浸透していませんが、映画と講演を通して、理解を深めることができました。皆さんも、いつも食べているチョコレートではなく、フェアトレードのチョコレートを購入し、生産者のサポートをしませんか?

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ACEでは、てんとう虫の形のチョコレートやコットンボールOCタオルハンカチといった基準の中に児童労働の撤廃を指標に盛り込んでいる商品や、売上の一部が寄付になる「寄付つき商品」を販売しています。他にも、森永製菓と連携し、1チョコ for 1スマイルとして、スーパーやコンビニエンスストアに、ACEのロゴが入ったDARSが置いてあります。それを購入すると、1箱につき1円が寄付されます。ぜひ買い物へ行ったら、DARSの箱をよく見てみてください。

チョコレート以外にも、ジーンズやコーヒーなど、フェアトレードの商品はたくさんあります。仙台にもフェアトレード商品を扱うお店があるようなので、是非チェックしてみてください(詳細については、 /www.fairtradecenter.org/shops.htmをご覧ください )。

当日はお忙しいなかお越し下さった白木さん、そしてお集まりいただいた皆さん、ありがとうございました。

【ACEで扱っている寄付つき商品の一部例】