2013年度のタイ実習は、8月5日から21日の17日間にわたり、世界有数の「観光立国」であるタイを訪れました。
急激に進展するタイの国際インバウンド観光開発と、文化・社会・経済との関わりについて、観光人類学/社会学的な視点からの理解を深めました。前期に行った事前学習に基づき、各グループに分かれて、それぞれのテーマについて、調査/視察を実施しました。
主たる訪問地は、タイの首都であるバンコク、世界遺産ともなっている史跡のアユタヤ、北部の古都であり「山地民」観光の拠点でもあるチェンマイ、2004年インド洋津波被災地である南部のタクアパー、世界的に著名なビーチリゾートのプーケット、の各地です。
ほぼ毎日、調査や視察が組まれている充実した日程のなか、自らが持っていた常識や先入観が揺さぶられることも多々あったようです。旅程の途中で、自分たちが見たこと、そして考えたことについての振り返りの議論を行い、帰国後はそこで話した構想を元に、調査レポートを作成します。滞在中は、タイの文化・社会の多様な側面に触れるため、寺院や史跡などを訪問する機会をもちました。また、現地の人々との異文化交流という観点から、タイの大学生や、NPO子どもたちと接したことも、楽しい経験となりました。
2013年度タイ実習の詳しい活動報告は、10月以降に国際文化学科ウェブサイトに掲載予定です。参加学生が毎日一人ずつ、交代で書き綴った「日記」により、実習中の楽しさと雰囲気が伝わってくる内容となるはずです。
*9月28日のオープンキャンパスでは、国際文化学科のブースで、実習の映像や写真を展示します。