コペンハーゲン大学の研究者が音楽教育史を調査するため来校

デンマーク国コペンハーゲン大学国際文化・地域研究学科の研究者が来校しました

2013年11月22日にデンマーク国コペンハーゲン大学国際文化・地域研究学科のマーガレット・マール先生(Professor Magaret Mehl)が、明治・大正期における西洋音楽の受容と教育について調査するために、来校し、音楽科学科長の大内典(おおうち・ふみ)先生(音楽史)に会い、その後に法人宮城学院の資料室で本校の音楽教育の基礎を築いたケート・ハンセン先生について調査を行いました。

マール先生によると、仙台は、明治・大正期に西洋音楽の活動を行っていた地元の方と、宣教師の活動が注目に値し、東京を中心とした視点とはまた、別のことが見えてくるそうです。ハンセン先生が残した記録を読んで、西洋人の音楽教師の目を通して、黎明期の日本西洋教育において生徒たちがどのようなところに難しさを感じ、生徒たちに不慣れの西洋音楽の音階や構造を伝えるために当時の教師の努力と工夫が具体的に見えてくるとのことです。このような情報は、ほかにはなく、大変貴重なものであるとマール先生が指摘されています。