2022年12月12日放送 15回

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今日のパーソナリティーは正木ゼミ3年遠藤日和です。
出身高校は宮城第一高校です。

本日は「好きな冬ソング」をテーマに自己紹介させていただきます。

そして、今日一緒に番組を担当する仲間はこの方です! 羽賀未桜さん、佐藤成美さん そして番組のコメンテーターはお馴染み、正木先生です。

≪コーナー1私たちのキャンパスライフ≫
最初のコーナーは私たち宮城学院女子大学の、大学生活について紹介する「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。
こちらは、コーナー担当者の方に、大学行事やイベント、サークル活動などのキャンパスライフを紹介してもらいます。

今回は私、佐藤成美が「食品栄養学会主催のサントリー出前講座」についてご紹介します。

私は食品栄養学会という食品栄養学科の中から各学年各クラスから2人ずつ選出されて活動している組織に所属しています。この委員会は、栄養士・管理栄養士を目指す学生の交流の場を作る活動をしています。また、その年の企画によっては他校の栄養学生との交流の場を作るという活動をしています。

毎年、同じ興味と夢を持つ学生同士が交流でき、授業では学ぶことのできない内容のイベントを企画しています。
今年度は「サントリーホールディングス株式会社」の原田 等先生を講師としてお招きし、「サントリーの開発者に聞く!変化が激しい未来に向けた、食品開発時に持つべき思考方法を考える」をテーマにお話ししていただきました。

☆皆さんは、サントリーで好きな商品などはありますか?

原田先生は現在に至るまで、食品研究所で多くの食品開発に携わっています。
そして、実は、私たちが所属するゼミの担当教員、正木先生と同じ大学、部活に所属していたというお話を聞き、驚きました!また、宮城学院女子大学食品栄養学科で4年次に科目を担当してくださっています。

講座の内容は、「商品開発」というワードを中心に、商品開発がなぜ必要なのか、未来で人に必要なスキルとは何か、私たち栄養士・管理栄養士が進化し続ける働き方の中でどのような役割を担うべきなのかなど、将来私たちがどう自分の個性を分析し、未来と付き合っていくべきかを学びました。

昔人々が想像した未来には、現代に存在するAIやロボットがありました。今私たちが想像できるものは近いうちに現実になるかもしれません。私たちの仕事もAIやロボットに代わってしまうかもしれません。
では、私たち栄養士・管理栄養士はそのような未来とどう付き合っていけばよいのでしょうか。原田先生のお話では、AIと協力して仕事を効率化させるという提案がありました。仕事の速いAIに、私たち栄養士が人に寄り添う献立の原案を応用してもらう。または、人に寄り添う献立を作るAIをつくるなどという栄養士の働き方について聞きました。

機械に仕事を任せてしまうことが良いことばかりではなく、専門職や人にしかできないこともあるということも学びました。

この講座の最後には、「自分たちが考えている業界・会社が2050年までにどのような適応をしていくべきかを考える」という課題が出ました。これから就職先を探す学生や来年就職する学生の皆さんは学科関係なく、考えてみるとよいかもしれません。

今回の講座は自分の職業と将来、未来について考え、学ぶことができる良い機会でした。
来年度の食品栄養学会ではどのような企画がされるのか楽しみです。
ちなみに、講座参加者の皆様には食品栄養学会から、サントリー商品の飲料とお菓子のプレゼントがありました!

今回参加できなかった学生の皆さんも次回の企画に参加してみてください!
今回は私、佐藤成美が「食品栄養学会主催のサントリー出前講座」についてご紹介しました。

≪音楽タイム≫

今週ご紹介する曲は、私、遠藤日和の選曲で、安室奈美恵の「Hero」です。この曲は、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックでのNHKのテーマソングに作られました。いつか自分も、誰かのヒーローになれるように、明日への希望や勇気を与えてくれる曲です。それではお聞きください。
~♪~

≪コーナー2泉区いいとこ大発見≫

さて、次は今年で6年目を迎える『泉区いいとこ大発見』のコーナーです。
このコーナーでは、泉区にかかわる新聞記事や情報雑誌、イベントなど、私たちが気になったスポット、健康や食の情報をレポートします。
泉区のいいとこをたくさん見つけて、紹介していきます。

今回は、私、羽賀未桜が「イルミネーション&キャンドルナイト2022」について紹介したいと思います。よろしくお願いします。

イルミネーション&キャンドルナイトとは、泉中央駅から徒歩5分ほどのところにある七北田公園で開催されるライトアップイベントです。園内をイルミネーションやキャンドルが照らし、幻想的な景色を楽しむことができます。

このイベントは今年で6回目を迎え、普段の七北田公園とは違った空間を味わうことができるため、多くの方が足を運んでいます。

メイン会場となっている都市緑化ホールでは大木のベンジャミンが電飾に包まれ、多種類のクリスマスツリーの展示が行われています。
他にもホワイトとゴールドを基調としたたくさんのイルミネーションやキャンドルを見ることができるなど、様々な植物とライトアップのコラボレーションを見ることができます。

また、泉ヶ池周辺にある高さ30mほどあるメタセコイア並木や噴水などがブルーの光でライトアップされ、新型コロナウイルスの最前線で対応している医療従事者の方への感謝の気持ちを示しています。
特に注目のイルミネーションは、「ひかりの実」です。ひかりの実とは、アーティストの高橋匡太さんによる参加型のプロジェクトです。
参加者が梨やりんごなどを包む際に用いる果実袋に笑顔のイラストを描き、中にLEDライトを入れて膨らませたひかりの実を作り、それを樹木に飾り付けます。昨年は1300個のひかりの実が飾られ、たくさんの笑顔が園内に輝きました。

イベント期間中には、都市緑化ホールに併設されたカフェ「Kasvi Cafe」は夜間営業を行い、クリスマス特別メニューの提供も行います。昨年はディナーセットが3種類用意され、チキンやクリスマスケーキなどが提供されていました。今年も楽しみですね。
みなさんは今年イルミネーションは見ましたか?

このイルミネーション&キャンドルナイト2022は、12月10日土曜日から12月25日日曜日まで17時から20時の間、開催しています。
YouTubeでは仙台市公園緑地協会が投稿しているPR動画も見ることができ、イベントの雰囲気を少し味わうことができます。ぜひチェックしてみてください。
入場は無料ですので、気になった方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

さらに、今年はライトアップイベント開催中の週末、12月の17日、18日、24日、25日には熱気球体験イベントも同時開催しています。
四方をロープで固定し、高さ20mまで上がる約5分間の体験を行うことができます。
昼の部、午後の部、夜の部の3部に分かれていますが、夜の部は17時からのため、イルミネーションを空から見ながら熱気球に乗ることができます。ライトアップされた園内を空から見ることができる機会はとても珍しく、特別感があります。
こちらは事前予約が必要となっており、大人は3000円、小学生以下は2000円で乗ることができます。今週末と来週末に開催されますので、ぜひ幻想的で贅沢な空の旅をしてみてはいかがでしょうか。

今回は私、羽賀未桜が「イルミネーション&キャンドルナイト2022」について紹介しました。

≪コーナー3 栄養学生が教える!〇〇≫

さて、続いては『栄養学生が教える!○○』のコーナーです。 栄養や健康知識を常に学んでいる私達が、新鮮な情報をお届けします。 正木ゼミ 3年石山梨里花さんからの情報提供です。
12月に入り、本格的に寒くなってきましたね。温かいお鍋が食べれるこの季節を待っていた、という人も多いのではないでしょうか?
ところで、みなさんはなんのお鍋が好きですか?
今回はこの季節にピッタリなおでんの主役ともいえる、大根のお話、「大根の辛さの謎」についてお教えしたいと思います。

大根を食べていて、辛い!と感じた経験が1回はあるのではないでしょうか?しかし、同じ大根を食べていても全ての部位が辛く感じることはあまりないと思います。今回、大根が辛くなってしまう理由を調べたところ、大きくわけて3つあることが分かりました。

1つ目は、大根に含まれる特有の辛味成分です。その辛味成分は、「アリルイソチオシアネート」と言うそうです。この辛味成分は、大根をすりおろしたり切ったりすることで細胞が壊れると「イソチオシアネート」という物質と「ミナシローぜ」という酵素が混ざり合い、化学反応を起こすことで生成されます。つまり、その大根が元々辛いという訳ではなく、すりおろしたり切ったりして細胞を壊れてしまうことで辛くなってしまう、ということですね。

2つ目は、大根の部位です。大根は部位によって、「イソチオシアネート」の含有量が異なります。「イソチオシアネート」は中心部分より皮に近い外側部分の方が多く含まれているそうです。
また、大根は先端に行くほど辛味が増します。このお話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?先端が辛くなるのは、成長していく上で活発に細胞分裂を行うことで、辛味成分が多く生成するからです。これは、害虫などをよせつけないための自衛手段とも言われているそうです。ちなみに、葉の部位に近づくにつれ、水分と甘味が増していきます。

3つ目は、季節です。大根は収穫時期を大きく分けると、春大根、夏大根、秋冬大根と呼ばれています。その中で1番辛いとされているのが夏大根です。夏大根は、「イソチオシアネート」の含有量がほかの比べ、多いことことから、辛くなります。反対に、秋から冬にかけては寒さから身を守るために「イソチオシアネート」の生成を抑えられていることから、そこまで辛味は感じないそうです。

以上の理由から、大根は辛くなることが分かりました。しかし、この辛味成分は大根を辛くしているだけではなく、いい効果もあるようです。まず、代謝の促進や免疫力の向上などに効果がある抗酸化作用、次に、特定の菌に対する殺菌作用、最後に発がん物質が活性化するのを抑える働きである発がん予防、この3つの効果があると言われています。ただ辛いだけじゃない魅力的な成分ですね。

さて、いい効果があると言われても、辛味が苦手な方もいると思います。ここで、辛味が抑えられるようなポイントをご紹介したいと思います。

先程お話しましたが、大根の辛味成分は皮に近い外側部分の方が多く含まれています。なので、その辛い部分を避けるよう、3mmほど厚く皮をむくことで辛味成分を減らすことができます。また、細胞を壊してしまうことで辛味成分が生成されてしまうので、繊維にそうように縦に切る事でも抑えることが出来ます。

さらに、「アリルイソチオシアネート」という辛味成分は揮発性であるため、切ってから30分〜1時間放置することや、加熱することで辛味成分を抑えることが出来ます。

以上が辛味を抑えるポイントでした。

この大根の辛さの謎を知っていると、自分の好みで調理することも出来そうですね。困った時は今回のお話を思い出して、是非活用してみてください。

今回の「栄養学生が教える!〇〇」は

和食の旨み 大根はなぜ辛味がある?辛味を抑える工夫と行かせる料理を解説 小林食品 /www.kobayashi-foods.co.jp/washoku-no-umami/japanese-white-radish-spicy

一般社団法人 日本健康倶楽部 元気の出るおいしい食材 ダイコン
/www.kenkou-club.or.jp/yasai_genki_sh05.jsp

を参照し、紹介しました。