2022年11月28日放送 13回

2022年11月28日放送 13回

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今日のパーソナリティーは正木ゼミ3年伊藤優衣です。
出身高校は磐城桜が丘高校です。
明日11月29日は「いい肉の日」ということで本日は「1番好きな肉料理」をテーマに自己紹介させていただきます。

大沼風華さん、石山梨里花さん そして番組のコメンテーターはお馴染み、横山さんの4名でお送りいたします。
よろしくお願いします!

≪コーナー1私たちのキャンパスライフ≫
最初のコーナーは私たち宮城学院女子大学の、大学生活についてご紹介する「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。
こちらは、コーナー担当者の方に、大学行事やイベント、サークル活動などのキャンパスライフを紹介してもらいます。

今回は、私石山梨里花が「Oef Café うふ・カフェ」について紹介いたします。
よろしくお願いします。

突然ですが、みなさんは普段、お昼はどこで食べていますか?

以前のこの「私たちのキャンパスライフ」のコーナーの中で学生食堂であるピエリスが紹介されました。しかし、キャンパス内にあるランチスポットは実はもう1つあります。
本日はそのピエリスの向かい側にあるもう1つのランチスポット「うふ・カフェ」についてご紹介したいと思います。

まず、うふ・カフェの「Oeuf(うふ)」はフランス語の「タマゴ」に由来しているそうです。うふ・カフェは、「失敗してもいいから、とにかくやってみよう!」という考えのもと活動している、学生たちの自主活動を応援する「さなぎプロジェクト」というプロジェクトの一環として、メニューから店内のインテリアに至るまで、学生たちが考案したそうです。

コロナ禍の影響でここ2年ほど営業していなかったのですが、今年の5月から新たに開店しました。なので、まだ行ったことがないという人が多いのではないでしょうか?座席数が300席ほどあるピエリスと比べ、うふ・カフェの座席数は、50席と少し小さめのスペースになります。店内には大きなガラス窓からの光が差していることも相まって、とてもゆったりとした落ち着きのある場所となっています。

私も行ったことがあるのですが、店内は明るい雰囲気で、学生たちが考案したインテリアのこだわりを感じることができました。本当に落ち着きのある場所なのでリラックスすることができます。

これらのランチスポットは提供しているメニューにも少し違いがあります。ピエリスでは、大きく分けて麺類と丼物の2つが提供されており、麺類はうどんやそば、ラーメンが食べることができます。そのほかにも、カレーや味噌汁、サラダ、おばんざい、スイーツなど多くの種類のものがそろっています。

一方うふ・カフェでは、主にパスタや焼きカレーが提供されています。パスタは日によって変わりますが、なすのアラビアータやカルボナーラ、ボンゴレビアンコ、ボロネーゼ、カニのトマトクリームといった多くの種類が提供されています。また、他にもドリアやラザニアグラタン、ハンバーグランチなどを提供している日もあります。

そして、このうふ・カフェでの最大のポイントはドリンクバーがあるところだと思いました。ドリンクバーはココアやいちごオレ、レモンティーなどがそろっており、すべてアイスか、ホットで選ぶことができます。

うふ・カフェのメニューを見てみて、おしゃれで惹かれるメニューが多く女子大生にはとても向いているなと思いました。
みなさんはうふ・カフェに行ったことがありますか?

ご紹介したメニューはだいたい450~600円で食べることができます。パスタ類は600円で食べることができるのですが、ミールカード支払いにすることで、500円になりお得に食べることができます。また、ドリンクバーは単品で250円ですが、お食事とセットにすると150円で頼むことができます。ついついセットで頼んでしまいそうですね。

ピエリスとうふ・カフェは、それぞれ異なるテイストになっているので、その日の気分に合わせてぜひ行ってみてください。それぞれのメニューは、宮城学院生活協同組合のTwitterアカウントから見ることができるので、お昼に迷ったときは参考にしてみるのもいいと思います。
おいしいお昼ご飯を食べて、午後からの活動も頑張りましょう!

今回の「私たちのキャンパスライフ」は石山梨里花が「Oef Café うふ・カフェ」についてご紹介しました。
≪音楽タイム≫
ここで一曲お届けします。
ラジオをお聞きのみなさんは、うれしいとき、悲しいとき、どんな音楽を聴きたくなりますか?この番組では毎週、女子大学生目線で心の栄養源となる音楽を紹介していきます。

今週ご紹介する曲は、私、伊藤優衣の選曲で、SEKAI NO OWARIの「yume」です。夢ややりたいことに対して立ち止まってしまったり、ためらってしまうときに背中を押して応援してくれるような楽曲です。それではお聞きください。
~♪~

≪コーナー2泉区いいとこ大発見≫
さて、次は今年で6年目を迎える「泉区いいとこ大発見」のコーナーです。
このコーナーでは、泉区にかかわる新聞記事や情報雑誌、イベントなど、私たちが気になったスポット、健康や食の情報をレポートします。
泉区のいいとこをたくさん見つけて紹介していきます。
今回のレポーターは大沼風華さんです。よろしくお願いします。

はい、今回は泉中央駅から車で15分ほどのところにある松森城跡について紹介します。
みなさんは松森城跡について聞いたことありますか?

松森地区の北側に、海抜90mの独立峰の頂上部に平地が2つあります。東側の高いほうは本丸跡といわれ、南北100m、東西50mの広さがあります。西側の平地は二の丸跡といわれ、東西60m、南北70mもあり、深い雑木林になっています。本丸と二の丸の地形が鶴が翼を広げて飛び立つ姿に似ていることから別名、鶴ヶ城とも呼ばれています。今は公園として整備されており、小高い丘に設けられたあずまやからは、七北田川をはじめ泉区の街並みを一望することができます。春には桜、夏は森林浴、秋は紅葉など四季を通して自然を感じることが出来る場所となっています。

今は公園となっているこの松森城跡ですがここには様々な歴史がありました。
松本城は戦国時代に仙台平野の中央部から北部を支配した国分氏が所有している土地でした。国分領が伊達家の直轄領となった後,天正16年(1588)に伊達政宗が大崎氏を攻めた際には,伊達領の北辺の要衝として重要な役割を果たし,伊達家重臣の石母田氏や粟野氏が城に入っています。江戸時代には、仙台藩の狩りの正月行事である「御野初」(おのそめ)も行われていました。

歴史を知ってから実際にこの地に足を運んでみると、また違った見方ができると思います。四季折々の自然や歴史を感じられるこの松森城跡にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

これらの情報は仙台市のホームページを参照させていただきました。

今回の泉区いいとこ大発見は、私、大沼風華が「松森城跡」ついてご紹介しました。
≪コーナー3 解決!なんでもアンサー≫
さて、続いては『解決!なんでもアンサー』のコーナーです。このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーのみなさんから頂いた疑問や質問をみんなで考え、解決していきます。 正木ゼミ 3 年遠藤日和さんに解決していただきました。

もうそろそろ十二月ですね。温かいお味噌汁が一番おいしい季節です。
突然ですが、皆さんはシジミの味噌汁を飲むときに気になることはありませんか?

シジミの味噌汁は、豆腐やわかめの味噌汁と違って汁が濁っていると思います。

今回、この謎を解明した論文が9月9日の科学雑誌「Scientific Reports」にて発表されましたので、ご紹介していこうと思います。

シジミを煮たときにお湯が濁る、という現象を見たことがある人は多いと思います。しかし、実はこれまでシジミを煮るとなぜお湯が濁るのかという理由は明らかにされてきませんでした。

今回、島根大学生物資源科学部生命科学科の秋廣高志助教、石田秀樹准教授、安井凌さんらの研究グループが、どのような物質が白濁の原因なのかを解明しました。

研究グループはまず、白濁物質の大きさを調べました。その結果、100kDa(キロダルトン)以上の比較的大きい物質であるとわかりました。

Da(ダルトン)とは、タンパク質などの巨大分子で,厳密な分子量が求めにくいものの大きさをいうときの単位だそうです。質量数12の炭素原子の12分の1を1Daとし、その1000倍が1kDaとなります。

そこで電子顕微鏡で白濁物質を観察したところ、シジミ汁のなかには大きな塊があることがわかりました。
一般的に、大きな塊、つまり高分子であればタンパク質であると考えますが、タンパク質は熱すると変性して沈んだりアクとなって出てきたりするため、白濁物質がタンパク質であるとは考えられませんでした。また、タンパク質に280nmの紫外線を当てると、波長が吸収されることが知られますが、シジミ汁に同じ紫外線を当てても波長が吸収されることはありませんでした。これらから、白濁物質をタンパク質と断定はできませんでした。

そこで研究グループは、タンパク質を分離して検出する方法である、「SDS-PAGE」という実験をシジミ汁に対して行いました。するとやはり、タンパク質が検出されました。

さらに、タンパク質を解析したところ、このタンパク質はトロポミオシンというタンパク質であるとわかりました。

トロポミオシンは、筋肉のうち横紋筋の収縮を制御するタンパク質で、筋肉を構成するミオシンというタンパク質を構造的に束ねる役割があります。他にも、エビなどの甲殻アレルギーのアレルゲンとして知られています。

研究グループがシジミ以外の貝についても調べたところ、はまぐり、赤貝、ホンビノス貝、ホタテ、牡蠣などでも白濁することがわかり、その原因物質がトロポミオシンであることもわかりました。

最後に、研究グループはトロポミオシンだけを精製して味を調べてみましたが、おいしい味はしなかったそうです。シジミ汁のおいしさにトロポミオシンは関係していないと考えられますが、スープが白濁していればいるほど、おいしそうに見えますよね。
今後は、見た目がよくおいしいスープを作るうえで、トロポミオシンを利用する考えがあるそうです。

論文では、今回紹介しきれなかった解明点がほかにもたくさん紹介されています。島根大学の記事にてわかりやすく紹介されていましたので、良ければ読んでみてはいかがでしょうか。

本日のコーナーは

科学の未解決問題 「しじみ汁が白く濁る理由」を解明! /nazology.net/archives/117417

生物資源科学部の秋廣高志助教、石田秀樹准教授、安井凌さんらの研究グループは、しじみをお湯で茹でた際に白く濁る原因となる物質がタンパク質のトロポミオシンであることを解明しました /www.shimane-u.ac.jp/docs/2022101200019/

コトバンク ダルトン /kotobank.jp/word/%E3%83%80%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%B3-94717#E5.8C.96.E5.AD.A6.E8.BE.9E.E5.85.B8.20.E7.AC.AC2.E7.89.88

を参考にいたしました。