2021年12月06日放送 14回

2021年12月06日放送 14回

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14回目の放送となります。今日のパーソナリティは、正木ゼミ3年の森口聡子です。
出身高校は宮城県泉館山高校です。
12月に入り、本格的に寒くなってきましたね。今日は「冬の楽しみ」をテーマに自己紹介させていただきます。
そして、今日一緒に番組を担当する仲間は齊藤ゆき乃さんとお馴染み、正木先生です。

fmいずみのスタジオからお送りします。どうぞ30分間お付き合いください。

≪コーナー1私たちのキャンパスライフ≫

今回は私、齊藤ゆき乃が「食品栄養学科学生自主活動団体Food and Smile!」についてお話しします。

「Food and Smile!」は、「食を通じて人々を笑顔に!」をモットーに、学生自ら活動を作り上げる自主活動団体です。宮城学院女子大学食品栄養学科で管理栄養士を目指す学生で構成されていて、通称「FAS(ファス)」と呼ばれています。わたしは1年生から、FASに所属しています。

FASでは主に災害時に水や電気、ガスなどをできるだけ使わずに避難所や家庭にある食材で料理をつくることができるよう、衛生面や栄養面に配慮した災害食レシピの考案をしたり、それらを用いた防災料理教室を開催したりして、災害食の普及を目指す活動を行っています。

昨年度からはコロナ禍で活動が制限され、思うような活動ができていませんでしたが、その中でも新たな取り組みを行っているので、ご紹介したいと思います。

今年の7月に北仙台小学校で行われた「かけすFes!」に参加しました。このイベントは北仙台小学校の児童たちが、ゲームやクッキングなどのコーナーを自ら運営して行われるものでした。FASはクッキングコーナーで、災害食を提供したり、リーフレットの配布をしたりさせていただきました。非常食としてよく保存される乾パンとバナナを、潰して焼く『乾パンバナナパン』をたくさんの児童やその保護者に試食してもらいました。また、ポリ袋を使って簡単に作ることができる『切り干し大根サラダ』の料理教室も開催し、家族で災害時の食事について考えるきっかけとなるような働きかけができたのではないかと思います。

11月には気仙沼地域の食生活改善推進員の方との意見交流会「気仙沼企画」が行われました。この企画では災害食レシピを食生活改善推進員の方々と一緒に試作や試食をした後、災害時についての話し合いをしました。東日本大震災の教訓を生かして災害時でも楽しく安全に食事を食べられるような工夫を学ぶよい機会となりました。

また先日11月27日には「南小泉南赤十字奉仕団の防災講座」にも参加しました。この講座では缶詰を活用したさば味噌まぜご飯や、さばの和風ロールキャベツ、ほうれん草のツナマヨサラダ、アルファ米を使ったおはぎを紹介しました。

ローリングストックという言葉を知っていますか?

ローリングストックとは缶詰などの備蓄品の、消費期限や賞味期限が来る前に古いものから消費し、また新しいものを買い足して常に備蓄品を安全に食べられる状態で保管しておく考え方のことをいいます。
缶詰は日頃から備蓄品として自宅に多くおいているという方が多くおられると思います。
今回の企画では、缶詰を有効にローリングストックに使うためのメニューが考えられました。

FASではこのほかにも災害食のレシピ開発や商品化に向けさまざまな企画が行われています。災害食や災害時の知識を掲載したカレンダーの作成も計画中です。また対面の料理教室だけでなくYouTubeやInstagramなどを利用した情報発信にも力をいれようとしています。

災害時でも食は私たちの健康にとって欠かせないものです。みなさんも災害についてもう一度一緒に考え、今の自分にできることを実践してみませんか?

今回は私、齊藤ゆき乃が「食品栄養学科学生自主活動団体Food and Smile!」についてご紹介しました。
≪音楽タイム≫
~♪~
≪コーナー2泉区いいとこ大発見 part5≫

今回は私、森口聡子が「ルミラン洋菓子店」をご紹介します。

ルミランさんは泉区南中山2丁目にある、ケーキや焼き菓子などの洋菓子を売っているお店です。今回、12月に入り、そろそろクリスマスのケーキなどを意識する方もいるのではないかと思い、私のお気に入りでもあるこのお店を選びました。

今回、ルミラン洋菓子店さんを詳しく知るにあたり、オーナーの山城さんに取材のご協力をしていただきました。

ルミランさんはおよそ45年前に現オーナーの山城さんのお父様が中山の鳶巣山という地域でお店を始められたそうで、鳶巣山の鳶はフランス語で「ルミラン」ということから、この名前をつけられたようです。そしておよそ30年前に現在の南中山2丁目に移動し現在に至るそうです。

店内は明るく、ショーケースにケーキが、棚には焼き菓子やギフトが並べられています。お店の中にはケーキを模した飾りも展示されており、見ていて楽しめます。

ルミランでは1人分サイズほどの大きさのケーキ「プチガトー」やアントルメというホールケーキ、焼き菓子やおやつ菓子、ギフトなどを豊富な種類売られています。

3種類ほどの生クリームをブレンドし、それぞれのお菓子に合うように工夫をしているそうです。メーカーさんや牛の牧草によって生クリームの味や色が異なるようで、お菓子に合わせてクリームを作っているとのことでした。また、それぞれのお菓子に合う生地を作り上げるため、オーブンの種類を使い分けているようです。

ルミランさんでの1番人気の商品はシュークリームとのことです。来年の初夏ごろはジェラートの生産・販売も予定しているそうで、シューの中にジェラートを入れたシューアイスの生産などを考えているようです。

今回私はシュークリームやプチガトーを数種類購入させていただき、母と食べ比べをしてみました。シュークリームはカスタードと胡麻の2種類あり、どちらも程よい甘さと良い食感を持ち、とても美味しかったです。プチガトーは、とてもかわいらしい飾りつけと色合いで、味を楽しむことはもちろん、見る楽しみも感じられました。また、一緒に食べた母もおいしいと言っていました。

私の家ではクリスマスや誕生日などはルミランさんでケーキを買うことが多かったのですが、今回取材をして、ルミランさんがお菓子を作るうえでしている工夫やこだわり、また、ケーキ以外のお菓子についてもいろいろ学ばせていただきました。

これからの季節、クリスマスやお正月など様々な行事があります。ケーキをどうしようか考えている方はぜひルミランさんを訪ねてみてはいかがでしょうか。

今回の『泉区いいとこ大発見part5』は、私、森口聡子が「ルミラン洋菓子店」について、紹介いたしました。
≪コーナー3 『栄養学生が教える!○○』≫

栄養や健康知識を常に学んでいる私達が、新鮮な情報をお届けします。
今回は、正木ゼミ3年の菊池美月さんからの情報です。

寒い日が続き、温かい飲み物が飲みたくなる季節になりましたね。
そんなとき皆さんは何を飲んでいますか?
お茶を飲む方も多いのではないかと思います。

そこで今回は「お茶」についてご紹介していきます。

皆さん、お茶といえば何茶を思いつきますか。
緑茶、ほうじ茶、烏龍茶、紅茶、プーアル茶など、一言でお茶と言っても、さまざまな種類がありますよね。

皆さんはいつもどんなお茶を飲んでいますか?

実は今上げた5種類のお茶は全て同じ茶葉から作られます。
これらの違いはどこから出てくると思いますか?

これらのお茶はどのくらい発酵を行うかで、味や色に違いが出てくるのです。緑茶は、全く発酵を行っていないもの、紅茶は完全に発酵を行ったもの、烏龍茶やプーアル茶はその中間にあたるものです。お茶の色が違うのは、クロロフィルという青々とした葉緑素が発酵によって酸化し褐色化していくからです。緑茶が緑色で、ウーロン茶が中間で、紅茶が濃い褐色なのはこのためです。
同じ茶葉なのに発酵の仕方が変わるだけで色や味に大きな変化が出るのは不思議で面白いですよね。

ところで、皆さんはお茶は身体にいいとどこかで聞いたことはありませんか?
どうしてそのように言われているのか、解説したいと思います。

お茶の葉にはカテキンという成分が含まれています。カテキンには強い抗酸化作用があって、動脈硬化、がん、高血圧など最近増えている生活習慣病の予防に効果があります。また、殺菌作用も強く、口臭予防、虫歯予防、食中毒の予防にもなります。
また、お茶の葉にはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは抗酸化作用や血中コレステロール低下の作用がある成分をたくさん含んでおり、これによって動脈硬化の予防が期待されます。

また、お茶に含まれるテアニンはお茶の葉だけに含まれるアミノ酸です。テアニンには心と体をリラックスさせる効果があると言われています。
寒さが厳しくなるこれからの時期に、温かいお茶を飲んで心と体をリラックスさせてみてはいかがでしょうか。

本日のコーナー、山麓園、静岡市などの情報を参考にいたしました。