2021年03月01日放送 21回

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放送音源
21回目の放送となります。今日のパーソナリティは、正木ゼミ3年の唐牛奏音です。
出身高校は泉館山高校です。
今回も前回までに引き続き、コロナウイルス感染症対策のために、スタジオ、大学、学生の自宅などに遠隔で繋ぎ、収録をしております。一部聴きづらいところもありますが、ご了承ください。
さて、今日から3月になりました。3月といえば卒業シーズンですよね。ということで今回は「卒業ソング」をテーマに自己紹介させていただきます。

萩原美波さんと横山さんの3名でお送りします。よろしくお願いします!

≪コーナー1私たちのキャンパスライフ≫3分00秒~10分00秒
今回は私、萩原美波が宮城学院女子大学発祥ボランティア団体である「ハートフルスイーツ」について紹介いたします。

「ハートフルスイーツ」とは、月に一度ドナルド・マクドナルド・ハウス仙台で子供と一緒にお菓子作りを行うボランティア団体です。
ドナルド・マクドナルド・ハウスとは、病気の子供とその家族が利用できる滞在施設です。世界には44の国と地域に375ヵ所開設されており、日本には11施設、宮城県には仙台市青葉区落合にあり、陸前落合駅から徒歩7分ほどの場所に位置しています。

なぜこのボランティア団体を紹介しようと思ったかというと、「ハートフルスイーツ」には私の友人が所属しており、レベルの高いお菓子を学生自ら考案しているため是非多くの方に知ってもらいと思ったからです。

ここからは、活動内容について紹介していきます。
ハートフルスイーツは、21名で活動しています。月初めのお昼休みにミーティングを行い、作るお菓子について意見を出し合い、試作して当日作るお菓子を決めています。
お菓子は、クッキーやマフィンなど洋菓子から、練り切りなど和菓子まで幅広い種類を作っています。また、5月は子供の日があるためこいのぼりクッキー、10月はハロウィンを意識したかぼちゃプリン、12月はクリスマスがあるのでいちごのカップケーキなどイベントに合わせたお菓子を作っています。毎月変化するお菓子を作ることができるので、とても楽しそうですよね。
私が気になったお菓子は、

また、グルテンフリーのお菓子作りにも力を入れています。近年ではグルテンフリーダイエットという言葉があるように、グルテンフリーが体に良いと耳にする方も多いかと思います。
さて、グルテンとはいったい何でしょうか。グルテンとは、たんぱく質の一種でグルテンとグリアジンが絡み合って形成され、パンなどのもちもちとした食感を与えてくれます。
そんなグルテンですが、人によってはアレルギーを引き起こす場合もあります。グルテン過敏症の人がグルテンフリーの食事にすることで、便秘や下痢の解消、腸内環境の改善などに効果があるといわれています。
パンや麺類だけでなく、クッキーやマフィンなどお菓子にも小麦粉を使用しますよね。小麦アレルギーは子供でも多くいるため、より一層注意しなくてはいけません。
グルテンフリーのお菓子を作る際には、小麦粉の代わりにグルテンを含まない米粉を使用することで、安心してお菓子を食べることができます。
そのほかにも、牛乳を豆乳に変えてアレルギー対応を行っているという工夫もしているそうです。

このように安心して美味しいお菓子を考案しているのですが、今現在では、コロナウイルスの影響により、施設に行って子供たちと一緒にお菓子作りができないため、毎月レシピカードを作り施設に送っているそうです。
例年ですと、みんなで試作していたのですが、今はローテーションで担当者を回しながら自宅で試作し、レシピカードを作成するようにしています。
施設に送ったレシピカードは子供たちが見ることができるように掲示しているようです。一つ一つのカードが動物や果物の形をしているので、見た目から楽しく学ぶことが出来ます。さらに、レシピカードにすることで形に残るため、自分で作ってみたいという方にはうれしいですよね。

そんなこだわりの詰まったお菓子を簡単に作ることができるレシピもインスタグラムに掲載してあるようなので、是非参考にして、おうち時間をより楽しく過ごしてみてはいかがでしょうか。

今回は私、萩原美波が「ハートフルスイーツ」について紹介しました。
≪音楽タイム≫
今週ご紹介する曲は、私、萩原美波の選曲で、back numberの「水平線」です。
それでは、お聞きください。
~♪~

≪コーナー2泉区いいとこ大発見 part4≫
今回は私、萩原美波が「喫茶と食事 みどり」さんについてご紹介いたします。
お店を知ったきっかけは、ホームページに掲載されていた料理がとても美味しそうだったこと、また、自然に囲まれた素敵な雰囲気に心惹かれ、是非皆さんにも知ってもらいたいと思ったからです。
今回はコロナウイルス感染症対策のため、メニュー担当の鈴木さんにメールでの取材をお願いし、快く引き受けていただきました。

「喫茶と食事 みどり」さんは、地下鉄南北線黒松駅から徒歩5分ほどの距離にある隠れ家的なカフェです。住宅街の中にあるため、見つけるのに少し苦労しました。

なぜこのような住宅街にお店を開いたのか、鈴木さんにお伺いしたところ、お店の場所は鈴木さんの旦那さんのご実家があった場所で、景色がよく素敵な場所でだったため、家族以外の人にもこの景色を見て癒されてほしいと思ったことがきっかけだそうです。

店内は、白を基調とした壁と木のテーブルと椅子があり、温かみのある落ち着いた空間でした。入って左側には大きな窓があり、木々に囲まれた自然豊かな場所でした。

おすすめメニューは、金曜日と土曜日にしか食べることのできない季節の和定食で、2週間に一度変わるメニューとなっています。メインのおかずは肉と魚で選ぶことができ、季節の野菜のサラダや具だくさんの汁ものなど、計6品をそろえています。
鈴木さんにこだわりをお伺いしたところ、和定食は季節の野菜を取り入れること、少し懐かしい感じのものを組み合わせているとのことでした。また、しっかりと栄養が摂れて、食べていて飽きないように、味付けが被らないように気を付けているそうです。
また、調味料もこだわっており、料理に使用するお酒は無添加のもの、さらに、砂糖はビタミンやミネラルが含まれているきび砂糖やてんさい糖のみを使用しています。
体に良いものを使っているため、健康に気を使っている方やアレルギーがある方などにとっては、とても嬉しいですよね。

今回取材を引き受けてくださった鈴木さんなのですが、なんと、宮城学院の卒業生だそうです。在学中には正木先生にもお世話になりました、と仰っていました。毎回違ったメニューを考案し、栄養たっぷりで味付けにもこだわっているところはとても魅力的ですよね。

私が食べたのはおすすめメニューである和定食です。メイン料理は、カジキの醤油麹焼きを頼みました。淡泊な味わいのカジキが醤油と麹の旨味と合わさって、とても美味しかったです。また、おかずは、にんじんドレッシングサラダや白菜と厚揚げが入った生姜風味のお味噌汁があり、季節にぴったりな料理でした。

私は予約せずに訪れましたが、和定食は先着順で売り切れになる可能性もあるので、事前に予約しておくと良いかもしれません。
このほかにも、月曜日から木曜日まではスパイスカレーや焼き立てパンのプレートがあったり、あんみつやパフェ、ケーキなども食べることが出来ます。喫茶のみの利用もできるそうなので、息抜きに足を運んでみても良いですね。

また、現在、コロナウイルスの影響で外出するのが不安な方もいるかと思います。しかし、お店では、コロナウイルス感染拡大防止のために様々な対策を行っています。
席数を減らす、空気清浄機や対面となる場所でのアクリル板の設置、お客様が帰られた後のアルコール消毒作業を行っているとのことでした。
さらに、ブランケットの使いまわしはしない、テイクアウトの対応も行うようになったそうです。おうちで食事を楽しみたい方には嬉しいサービスですね。

皆さんも感染症対策をしっかり行って、心が安らぐ空間の中で、美味しくて素敵な料理を食べてみてはいかがでしょうか。

最期になりましたが、今回快く取材を引き受けてくださった鈴木さん、本当にありがとうございました。

今回は私、萩原美波が「喫茶と食事 みどり」さんについてご紹介させていただきました。
≪コーナー3 栄養学生が教える!○○≫
このコーナーでは、栄養や健康知識を常に学んでいる私達が、新鮮な情報をお届けします。
今回は正木ゼミ3年の吉田千優さんからの情報です。
3月のイベントと言えばひな祭りです。毎年3月3日は「ひな祭り」、別名「桃の節句」です。元々は「上巳の節供」と言われていました。女の子の健やかな成長を願う「ひな祭り」。雛壇を飾り、菱餅やひなあられを食べるのが定番の習慣ですが、白酒を飲んだ記憶がある方も多いと思います。
ところで、白酒ってなんだかご存知ですか?
フリートーク
白酒の見た目は白く濁ったお酒。見た目だけなら甘酒にそっくりです。というか、同じものだと思っている方も多いのではないでしょうか?

実は「白酒」と「甘酒」は全く違うお酒なのです。一般的に甘酒は、ご飯などに米こうじを混ぜて保温したもので、アルコール分をほとんど含まない飲み物です。一方白酒は、みりんや焼酎などに蒸したもち米や米こうじを仕込み、1ヶ月程度熟成させたもろみを、軽くすりつぶして造った酒のことをいいます。つまり、「甘酒」は酒とは名ばかりの甘口の飲み物ですが、「白酒」はしっかりアルコール分を含むお酒なのです。

では、なぜひな祭りの日に「白酒」なのでしょう?
フリートーク

平安時代からあったとされるひな遊びですが、現在のように桃の節句に雛壇を飾るようになったり、白酒が楽しまれるようになったのは江戸時代からだそうです。

その理由には諸説あり、昔、大きな蛇を宿してしまった女性が三月三日に白酒を飲んだらその大きな蛇を流産させることができたという言い伝えから、女性の厄払いのために白酒を飲むようになった、という説や、当時江戸で女性に大人気だった京都の白酒が桃の節句になると売り出されていたのですが、あるとき桃の節句に豊島屋というお店の白酒が売り出されるとそれが大人気となり、毎年の風物詩になったから。という説もあるようです。

また、白酒は、お家で簡単に作ることもできます。1人分の材料は、酒粕大さじ2、豆乳200ml、本みりん小さじ1、砂糖大さじ1.5です。
作り方は、まず酒粕は細かくちぎり、豆乳の半量、みりん、砂糖とともに鍋に入れて弱火にかけ、混ぜながら溶かします。溶けたら残りの豆乳も加えて温める。これで完成です!
簡単に出来るのでぜひ作ってみてください!

材料の酒粕には健康効果があります。ひとつは食物繊維が非常に豊富なことです。ひとかけらほどの酒粕にキノコひと山ほどの食物繊維が含まれています。また、シミの原因となるメラニンという色素の生成を抑えるはたらきがあり、肌の美白効果が期待できます。

今まで飲む習慣がなかった方も、今年のひな祭りはちらし寿司と一緒に白酒を飲んでみてはいかがでしょうか?
今回は正木ゼミ3年吉田千優さんに「ひな祭り」について教えていただきました。