2021年10月04日放送 05回

2021年10月4日放送 5回

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『管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記』~♪
5回目の放送となります。今日のパーソナリティは、正木ゼミ4年の佐藤来南です。

そして、今日一緒に番組を担当する仲間は、3年生の森口さんと菊池さんです。
そして番組のコメンテーターはお馴染み、横山さんです。

本日はこの4名でお送りします。よろしくお願いします!

また、今回の放送もコロナウイルス感染症対策のために、スタジオ、大学、学生の自宅と遠隔で繋ぎ収録しております。一部聴き取りにくい場面もあると思いますが、ご了承ください。本日も元気に楽しく活動して参ります。どうぞ30分間お付き合いください。

≪コーナー1私たちのキャンパスライフ≫
今回は私、森口聡子が「大学の遠隔授業」についてお話します。

昨年から続く新型コロナウイルスの流行により多くの学校や企業で遠隔の授業および労働が導入されることになりましたね。そんな中宮城学院女子大学でも昨年度より遠隔授業が始められました。2021年度後期の9月も宮城県における感染拡大により学校の授業の大半が遠隔授業となりました。今回は宮学における遠隔授業のやり方と、実際に私が遠隔授業を受けて感じたことについてお話していきたいと思います。

遠隔授業の方法は各授業の先生により様々ですが、主にオンライン上で先生と学生が会って授業をする「同期型」と、先生から配信された授業資料を見て各自勉強する「非同期型」の授業があります。

同期型の授業ではMicrosoft TeamsやZoomなどのソフトを用いて授業時間になったらオンライン上の会議に参加し授業を受けるという形で行います。
非同期型の授業ではTeamsのファイルやユニバーサルパスポートという学内の情報提供システムで授業動画や音声、授業スライドのファイルなどの授業資料が配信され、各自時間があるときにその資料を見て勉強するシステムとなっています。

このユニバーサルパスポートでは課題の提出もすることができ、遠隔授業ではユニバーサルパスポートで先生から出された課題を期間内に提出することで授業の出席を取る場合も多いです。また、ユニバーサルパスポートには小テスト機能も付いており、これで試験を行うこともあります。

また、私たち食品栄養学科では管理栄養士育成のための教育支援システム「ESS」の使用もしています。これは、5つの問題文の選択肢から正しい選択を選ぶという管理栄養士国家試験と同じ形式の選択問題がスマートフォンに送られてくるシステムです。学校の試験や国家試験対策に用いられます。授業によってはこのESSで課題提出やテストを行うこともあります。

このように、遠隔授業では対面での出席確認ができない分ユニバーサルパスポートやESSによる課題提出で出席を取る授業が大きく増えました。新型コロナウイルス流行前の私は課題提出を忘れてしまうことがとても多かったのですが、遠隔授業が始まってからは課題提出が授業の出席に直結するため、期限内に課題を提出できるよう頑張るうちに提出物をしっかり出す習慣が身に付き、授業の課題以外でも提出物の忘れが減りました。

これまで遠隔授業を受けてきて私は、遠隔授業は自宅で勉強する分学校よりリラックスして学習ができると感じました。また、特に非同期型の授業では自分の空いている時間に勉強ができることから、勉強する時間も自分で決めることができることもメリットに感じました。ただし、その分自宅に居ながらでも集中して勉強することや、期限までにしっかり授業を受け、忘れずに課題提出や試験を行うことなど、対面授業と比較して自分で授業の管理する必要があり、計画的に授業を受けることが求められると思います。

新型コロナウイルスの流行がいつまで続くかはわかりませんが、今後もいくつかの授業では遠隔授業が行われるものと考えられます。遠隔授業の特徴をよく知ったうえでうまく付き合っていくことが大切だと、実際に遠隔授業を受けて感じました。

以上『私たちのキャンパスライフ』今回は私、森口聡子が「大学の遠隔授業」についてお話ししました。

≪音楽タイム≫
ここで一曲お届けします。
それでは、お聞きください。
~♪~

≪コーナー2泉区いいとこ大発見 part5≫
このコーナーでは、泉区にかかわる新聞記事や情報雑誌、イベントなど、私たちが気になったスポット、健康や食の情報をレポートします。
泉区のいいとこをたくさん見つけて、紹介していきます。

今回は私、菊池美月が、「ほーむず珈琲」を紹介します。
「ほーむず珈琲」は、泉区南光台にあります。旭ヶ丘駅から車で5分のところにあります。
今回は、新型コロナウイルスの拡大のため、お店にお電話をして取材に協力して頂きました。
ほーむず珈琲さんは今年に2月頃たまたまテレビで見かけたCМで紹介されていたお店だったのですが、家から歩いて数分で行けるところにあるカフェでしたので、すぐに行ってみました。何度か足を運びましたが、すぐに顔を覚えてくださり、気さくに話しかけてくださいました。アットホームな雰囲気と美味しいコーヒーのある素敵なお店だったため、ぜひ紹介したいと思い、取材いたしました。

【お店の特徴】
日本初の薪火焙煎コーヒーのお店です。岩手県久慈市の薪を使って焙煎するコーヒーは2階にあるカフェスペースで、1杯200円でセルフサービスで頂けます。薪の火での焙煎は直接炎を当てる直火焙煎や、熱風で焙煎する熱風焙煎に比べて雑味のない、すっきりとした味わいになるそうです。また適切に森林伐採を行うことで森に光が入り、豊かで健康な森を作ることで、土砂崩れなどの災害を防ぐことにつながります。人にも環境にも優しいカフェを目指しているそうです。
店内でラジオの音が響く広いカフェスペースでゆったりとした時間を過ごすことができます。また、お家でもお店の味が楽しめるようなドリップパックやペットボトルのアイスコーヒーも用意してあります。コロナでお家で過ごす時間が増える今の時期にはお家でいつもより特別なコーヒーを飲むことをおすすめします。
【おすすめ】
岩手県の薪と店主の相良さんが開発した専用の機械を使用して作った薪火焙煎珈琲がお勧めです。久慈市の薪を使って低温の遠赤外線でじっくり焙煎することで、中までカラッと火の通った豆になるので、雑味のないすっきりした味わいが特徴です。
また、お店では、 蔵王の不動山の軟水を使って入れるコーヒーの為、口当たりの柔らかなコーヒーができあがります。お店ではホットコーヒー、アイスコーヒーだけでなく、カフェオレや氷珈琲などのメニューも用意されています。
また、自家製のパンもコーヒーと同じ蔵王の軟水を使用して一つ一つ丁寧に手作りしています。無添加で作る食パンやアンパンが人気です。

営業時間は月曜から土曜日の8時~15時です。また、泉区役所や富谷市役所でも移動販売を行っています。朝から美味しいコーヒーでゆったりとした時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。
【参加者同士で】
ほーむず珈琲はコーヒーが自慢のお店でしたが、皆さん、コーヒーはよく飲みますか?

今回の「泉区いいとこ大発見part5」は私、菊池美月が「ほーむず珈琲」について紹介しました。
≪コーナー3 解決!なんでもアンサー≫
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーのみなさんから頂いた疑問や質問をみんなで考え、解決していきます。
本日は正木ゼミ4年松木詩歩さんに解決していただきました。

「秋になり、旬の食べ物としてさんまやかきや、さつまいもなどがスーパーでならんでいたり、テレビでも紹介されているのを見ます。そこで、そもそも旬の食材を食べようというのはどういう理由があるのでしょうか?」という質問をいただきました。

ところで、旬という言葉にはどのような意味があるかわかりますか?

旬という漢字は中国から来ました。日本では一般的に「シュン」と読むと思いますが、もともとは「ジュン」と読まれていました。中国では10日間という意味で使われていました。上旬、中旬、下旬とよく言いますが、それは本来の「旬」という意味が使われていたということです。みなさんはご存じでしたか?
10日間という期間を表すことから、さらに日本独自の意味としては、「食材の味が最も良い時期」という意味があります。よく使う意味としてはこちらの方が多いのではないでしょうか。

旬の食材は美味しいというだけでなく、最も多く収穫される時期であるでもあり、市場にも多く出回るためより安く手に入るなども特徴としてあげられます。さらに、旬の食材は栄養がより豊富に含まれていることはご存じでしょうか。質問にもあげられていたさんまを例にお話していきたいと思います。

その前に、なぜ秋にとれるさんまは栄養が豊富だと思いますか?

ここ宮城県でもさんまはたくさんとれますが、夏頃までは北海道よりもさらに北のオホーツク海で過ごしますが、9月頃になると卵を産むために南におりてきます。その中で多くの餌を食べてまるまると太っていきます。よって脂が一番のっている時期だと言えます。旬の時期には20%以上の脂肪を蓄えていますが、それ以外の時期だと5%程度になります。差は歴然ですね。ちなみに、脂肪と言ってもEPAやDHAで、体内ではつくられない脂肪の部品となる脂肪酸です。これらは、食べ物から摂取することが必要です。

野菜や果物においても旬とは最も生育条件が揃った環境で育てられているからこそ、栄養価も高まります。
今はスーパーに行けば一年中同じ食材が並んでいて、好きな時にほしい食材が手に入ります。それはハウスでの栽培や輸入品などがあるからです。その野菜や果物に合った温度や湿度など人工的に作り出します。栄養が蓄える前に育ってしまって蓄えられないまま出荷されるなどがあります。よって比較して旬の野菜や果物は栄養価が高いと言えます。

ここまで栄養について話してきましたが、日本には春、夏、秋、冬と四季があるからこそ、旬の食材がそれぞれあります。食事に取り入れて四季を楽しみながら、旬の味覚も楽しむことができると思います。
みなさんも食事に旬の食材を取り入れてみてはいかがでしょうか?

1)旬とは
【旬】の意味は?名付けのポイントを徹底解説! | 一期一名(いちごいちな) (ichigoichina.jp)
2)旬がよいとされる理由
・旬のものが体に良い理由とは? | 一般財団法人 日本educe食育総合研究所 (educe-shokuiku.jp)
・食べ物と日本の四季のつながりを見てみよう:農林水産省 (maff.go.jp)
・栄養講座:旬の食材はナゼ美味しくて体に良いの? (natural-life.jp)
3)さんまの産地や旬の時期
【さんまの産地】北海道産と宮城県産ってどっちが美味しい? | 暮らしのヒント (/shiitaka.com)

今回の「解決!何でもアンサー」は「旬の食材がよいとされる理由」について解決いたしました。

本日は、森口さん、菊池さん、コメンテーターは横山さん、パーソナリティは佐藤来南でお送りしました。