2019年11月18日放送 24回

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2019年11月18日 24回
放送音源です。画面は切り替わります。

本日は、4年山口侑香さん、3年玉川萌加さん、コメンテーターは横山さん、蘓武さん、メインパーソナリティは私、3年の梶川千里でお送りします。
出身高校は宮城県白石高等学校です。
秋を通り越して、もう冬かと思うほどの寒い日が続いています。朝晩は特に冷え込みますよね。 そこで今日は、「寒い日に食べたい・飲みたいもの」をテーマに自己紹介させていただきます。
最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。
今回は、3年の玉川萌加さんに「病院実習」について紹介してもらいます。よろしくお願いします。
私は、仙台赤十字病院で1週間の実習を行いました。
実習は2名で、朝の8:30~17:15まで行いました。
事前課題はベースとなるエネルギーコントロール食3日分の献立を考え、それをたんぱく質コントロール食と低残渣・潰瘍食に展開するものと、栄養課便りの作成を行いました。
指定された数値に合わせながらも美味しく、患者様が食事を楽しんでもらえるような献立を考えるのはとっても大変で、この事前課題が私の中では1番の山場でした。
さて、みなさんは病院の管理栄養士というとどのような仕事があると思いますか?
病院での栄養指導の仕事は主に給食の献立作成や調理、外来患者や入院患者への栄養指導、他職種とのカンファレンス、病棟の回診、お便りの作成などがあります。
実習ではこのような業務の見学や施設の見学をさせていただきました。
今日はこの中で、特に印象的だった2点を紹介します。
1つ目は他職種との連携についてです。
仙台赤十字病院は、NSTという他職種が連携して行うチーム医療があります。 そのため、様々な分野ごとにカンファレンスを行っていました。
そのカンファレンスでは、患者さんの容態をそれぞれの職種の視点から診察し、治療方針を決めていきます。
管理栄養士の先生がカンファレンス内で提案をしたり、医師の相談に受け答えをしたりしている場面を見学し、栄養士が栄養のプロとして自立し、患者様の治療に関わっている姿にとても感激しました。
実際に見て見ないと分からない病院で働く栄養士としての立場を見学を通して学べて良かったです。
しかし、カンファレンスでは他職種の専門用語が当たり前のように飛び交う状況下で行われていました。
初めて聞く言葉も多くあり、栄養だけでなく医療や福祉の知識をもっとつけなければいけないのだなということが理解できました。

2つ目は栄養指導についてです。
学校や公衆分野の保健所などの業務にもある栄養指導ですが、特に病院における栄養指導は非常に責任重大であるということが理解できました。
仙台赤十字病院には腎センターという透析を行う施設があります。

透析を行っている患者様は週3回、1回4時間もかかる透析を行うために病院に通わなければ行けません。
太い針を指し、ずっとベッドで横になっている姿を見て様々なことを考えさせられ、できるだけこのような透析患者を増やしたくないなと心から思いました。
透析患者の約半数が糖尿病性の腎症によります。
管理栄養士としてできることは糖尿病の患者様への栄養指導です。

栄養士の判断が患者様の未来をいい方向にも悪い方向にも変えることができてしまうのだと実感するともに、糖尿病の段階でどれだけ改善できるか、または現状を維持できるかが重要なのだと学びました。
栄養指導の見学で管理栄養士の先生方は、患者様の私生活を活かした指導をおこなっていました。

このような患者様に親身に寄り添った、行動変容を起こしやすい指導をしていくことが非常に重要なのだということを改めて理解できました。

実習を通して病院で働く管理栄養士の業務は、様々ある管理栄養士の職種の中でも一番命に直結する非常に責任感とやりがいを感じられるものだと体感することができました。

また、正木ゼミの先輩が赤十字病院で勤務している姿を近くで見学することができました。 立派な管理栄養士として仕事をしている姿はとてもキラキラ輝いていてかっこよかったです。 私もそんなステキな管理栄養士になりたいと思いました。

今回の実習で、管理栄養士の資格を取るために必要な給食分野、公衆分野、臨床分野の実習を全て終えましたが、それぞれにやりがいがあり、自分の進路を決めるためのとても重要な経験になりました。
まだ進路は悩んでいますが、この実習で学んだことを心に刻み、より良い管理栄養士になれるようにもっともっと日々努力をしていきたいなと思いました。
以上、「私たちのキャンパスライフ」、今回は玉川萌加さんに「病院実習」について紹介してもらいました。

≪音楽タイム≫
~♪~

「泉区いいとこ大発見Part3」のコーナーです。
第24回のレポーターは4年の山口侑香さんです。よろしくお願いします。
はい、今回は泉パークタウン高森にある榮玉堂カフェをご紹介いたします。
榮玉堂さんは、山形県に本店を構える、江戸時代末期から続く和菓子屋さんです。

Q突然ですがみなさんの好きな和菓子はなんですか?
以前はきんつばなどの様々な和菓子を作っていました。
しかし、約20年前からはどら焼きがメインのお店となりました。
現在は山形県内外から、どらやきを求めてたくさんのお客様がいらっしゃいます。
そんな人気店が昨年、仙台の住宅地にカフェをオープンしました。
こちらのカフェはどら焼きとラテアートがメインのお店で、白を基調とした店内は居心地の良い空間でコーヒーの香りが漂います。
人気のどらやきはこだわりの材料を用い、多彩な味が特徴的でした。
特に皮はすべて手作りで、作ることのできる職人さんはなんと1,2人しかいないそうです。
その手作りの皮に合わせた中のあんこやクリームは、甘すぎなく、とても食べやすいです。

Q 榮玉堂さんには珍しい味のどら焼きがあります。
どんなどら焼きだと思いますか?
ティラミスだけでなく、モンブランや生クリームなど和菓子と洋菓子が合わさったスイーツはとても魅力的でした。

ティラミスのどらやきは仙台店だけの販売だそうです。
今の時期は、有名なさつまいも、鳴門金時を使ったスイートポテトも販売しています。 私もいただいたのですが、甘味があり、とても濃厚でおいしかったです。 このスイートポテトは毎年販売しており、使用するサツマイモは寒くなるにつれて甘みが増し、それを楽しみに待っているお客様もいらっしゃるそうです。

さらに、お客様は周辺住民の方が多くお子さんも多いため、あんこが苦手な方でも食べられるよう、プリンも販売しています。このようにお店の方々のやさしさが商品や店内の雰囲気にあふれ出ており、初めて行った私もすぐにファンになってしまいました。 ぜひみなさんも毎日の暮らしの息抜きに訪れてみてはいかがでしょうか。
お店の営業時間は午前9時から午後6時まで、定休日は毎週月曜日と毎月第二火曜日、第四火曜日です。 最後に、お忙しいところ、取材をこころよく引き受けていただきありがとうございました。

以上、「泉区いいとこ大発見Part3」のコーナー、今回は山口侑香さんに「榮玉堂カフェ」について紹介してもらいました。

 

「解決!なんでもアンサー」のコーナーです。
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーのみなさんから頂いた疑問や質問をみんなで考え、解決していきます。
今回は、私、梶川千里が解決いたします。よろしくお願いします。
ペンネーム「シュガー」さんから、
「自分の料理がまずいと感じてしまいます。どうすればよいでしょうか?」
という質問をいただきました。ありがとうございます。

Q.みなさんは自分の料理の評価はどうでしょうか?
(私は実家暮らしで、普段は母の料理を食べているので、逆に自分で作った時は達成感が感じられて美味しいと思える気がします。)

実際に、技術面で美味しいにしろまずいにしろ、なぜ人によって感じ方が違うのか不思議ですよね。
今回はその理由について調べてきました。

2013年、「Psychological Science」に掲載されたハーバード大学とミネソタ大学の研究では、食べ物を味わう前に何かしらの行動をすることで満足感に違いがあると発表しています。

レモンひとつとっても、用意されたものよりも、自分で切ったレモンを水に入れて飲む方が、圧倒的に満足度が高いそうなんです。
これは「サラダに塩をかける」というちょっとしたことでも良いのだそうです。
もちろん、一番満足感が得られるのは、自分で作ることです。
食に対する満足度が上がることで美味しく感じる。これが「自分で作る料理が美味しい」理由です。
しかし、満足感が得られるのであれば、自分が作ったものがまずいと感じるのはなぜなのでしょうか。
そもそも、料理が苦手といった理由もあると思います。
自分の好きな味が分かっていても、食材の扱い方や、調味料の種類や分量を間違っていれば、食べたときに「思っていたものと違う」、「美味しくない」と感じてしまいます。
また、栄養面にも原因はあるでしょう。
甘いものが食べたいと感じるのが、脳がブドウ糖を欲しているサインであり、食べたときに一段と美味しく感じるように、体が求めている栄養素を摂取することで美味しく感じることがあります。
自分で作ったものが栄養バランスの偏った食事で、必要な栄養が摂取できていないのであれば、まずいと感じるのも納得です。

では先ほどの、食に関する満足感という観点で考えると、
「人に作ってもらった方が満足度が高い」可能性もあるのではないでしょうか。
多くの人が「誰かが作ってくれた料理」を食べて育ちます。
自分で労力をかけるよりも、人が作ってくれたことへの感謝があったり、何かをしてもらう方が満足感が得られる人もいるかもしれません。
それが「美味しい」という記憶と結びついていればなおさらです。
脳にある「誰かが作ってくれた料理=美味しい」という概念が美味しく感じさせているのかもしれません。
もし自分の料理がまずいと感じてしまう理由が、味や栄養バランス以外の些細なものであれば、誰かに褒められる、感謝されるだけでも自信がつき、自分で作ったことに対する満足度が高くなり、美味しいと感じられるようになるかもしれません。
今回、質問をいただいたシュガーさんは一人暮らしをしているそうですね。ですから、家に遊びに来たお友達に、また、実家に帰った際、家族に手料理を振る舞ってみてはいかがでしょうか。

以上、「解決!なんでもアンサー」、今回は、私、梶川千里が「自分の料理がまずいと感じてしまう理由」について解決させていただきました。

最後に、蘓武さんに旬のお野菜について紹介してもらいます。
名付けて!「ソブシュンベジタブル~!」のコーナーです。
それでは蘓武さん、よろしくお願いします。
※蘓武さんのお話
〈メ〉以上、「ソブシュンベジタブル」のコーナーでした。

本日は、山口侑香さん、玉川萌加さん、コメンテーターは横山さん、蘓武さん、メインパーソナリティは私、梶川千里でお送りしました。