2018年09月24日放送 16回

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2018年09月24日放送 16回

本日は、星野芽生さん、高橋幸さん、コメンテーターは横山さん、蘇武さん、メインパーソナリティは今野真那でお送りします。

≪コーナー1私たちのキャンパスライフ≫
今回は私今野真那が先週に引き続き、「公衆栄養学臨地実習」について紹介します。よろしくお願いします。
私は8月27日から31日の5日間、管理栄養士の資格を取るために「公衆栄養学」という分野の勉強で臨地実習をしてきました。私は、県内のとある保健所でした。実習では、保健所に勤務する管理栄養士の仕事を学びました。多くのことを学んだなかで、特に印象に残った「宮城県民の1日の歩数」についてお話しします。
実習先の管理栄養士は、地域住民の健康課題を抽出し、課題から健康づくり事業を推進しています。その地域の保健所によって、健康課題は異なります。
Q.皆さんの実習先ではどのような健康課題がありましたか?
私の実習先の保健所では健康課題の1つとして、「1日の歩数が少ない」ことが挙げられています。
平成28年に宮城県が行った「県民健康・栄養調査」では、「1日の自分の歩数を知っている人の割合」についての調査がありました。
この調査では、1日の自分の歩数を知っている人の割合が最も高かった地域は、なんと泉区で31.5%でした!青葉区が29.6%なので、それを上回り1位でした。一方、一番割合が低かった地域は、大崎地区で、14.3%でした。
Q.ところで、皆さんは1日の自分の歩数を知っていますか?
自分の1日の歩数を知っている人は、歩数を増やすように意識している傾向があるとの結果も出ています。
ですが、調査への協力者も一部の人に限られているので、その地域に暮らす人すべてのデータが反映されているわけではありませんので、もちろん個人差はあると思います。
しかし、なぜ県内でも地域ごとに差が生じたのでしょうか。
保健所の管理栄養士の先生は、「身の回りの環境が影響しているのではないか」とのことでした。例えば、歩数については、通勤や普段の買い物も常に車という地域や、バスや地下鉄などの公共交通機関を利用して通勤や買い物に行く人が多い地域のように、その地域ごとの特徴もあると考えられます。また、歩道が整備されている、人通りがあるなども要因の一つといえます。歩くことができる環境があれば、1日の歩数を意識したり、運動を習慣化しようとしてみたりするのではないかと考えられます。
身の回りの環境というのは、そう簡単に変えられるものではありません。ですが、限られた環境のなかでも、ちょっとした工夫で歩数アップにつながります。保健所の管理栄養士の先生が提案していたその工夫を、3つ紹介します。

工夫その1、「エレベーターやエスカレーターではなく、階段を使うようにする」ことです。
工夫その2、「バス停を一駅分手前で降りて歩いてみる」ことです。電車や地下鉄の一駅分というのは、距離があるためなかなか挑戦しづらいと思いますが、バス停なら気軽にチャレンジできるのではないでしょうか?
工夫その3、「買い物では、車をお店からできるだけ遠い所止めるようにする」ことです。これはかなりオススメです。

今まであまり自分の歩数を意識したことはなかったなという方は、歩数計を身に付けてみてはいかがでしょうか。歩数計は、ホームセンターや家電量販店などで販売されています。私は、スマートフォンのアプリを活用しています。

ちなみに、第2次みやぎ21健康プランによると、20歳から64歳までの人の1日の平均歩数の目標は、男性で9,000歩、女性で8,500歩です。平成28年の宮城県県民健康・栄養調査では、1日の平均歩数は県全体で6,011歩と、2,000歩から3,000歩目標に達していないのが現状です。
ラジオをお聴きの皆さんもぜひ、歩数を意識して健康なからだづくりに取り組んでみましょう!
以上、「私たちのキャンパスライフ」、今回は私今野真那が「保健所実習」について紹介しました。

≪音楽タイム≫
~♪~

≪コーナー2 泉区いいとこ大発見!Part2≫
第16回のレポーターは高橋幸さんです。よろしくお願いします。
今回は、泉区市名坂西裏にある「二柱神社」をご紹介させていただきます。私は今回、八乙女駅から徒歩で向かいました。七北田橋を渡ってしばらく行くと左側に二柱神社の看板が見えます。10分程度で着きました。
二柱神社は、 1026 年に市名坂の修林壇に神社として記録されました。 1573 年には地域の豪族、国分氏の荘園三十三ヶ村の内、市名坂・七北田・北根・上谷刈・古内・松森・鶴谷の 8 つの村の土地の神様として祀られるようになりました。
祀られているのは「 伊邪那岐命(いざなぎのみこと) 」と「 伊邪那美命(いざなみのみこと) 」の夫婦神です。古来より神様のことは一人二人と云うのではなく、一柱二柱と云うのが正しいため、二柱神社という名前になったそうです。
古くから日本人は、自然の中に神様の存在というものを感じて来ました。もっと言えば、大いなる自然が神様であるとの考え方もあり、山が多い日本にとって、広大な山々は神様が存在する神聖な場所だったのです。そんな二柱神社は別名「 仁和 にわ 多利 たり 大権現 だいごんげん 」ともいわれ、子共たちの無病息災のご利益があるとされる神様で、「子ども神様」として親しまれています。
二柱神社は子共たちの無病息災のご利益の他、縁結びや安産などのご利益もあり、遠くは関東方面から、良縁に恵まれることを願う女性や子宝祈願にこの地を訪れる参拝客が絶えず、多くの方々から、参拝してから良い結果が得られたという連絡やお礼参りが続いているそうです。また、近頃は海外からの参拝客も多いみたいで、おみくじは五か国語に対応していました。
みなさんは初詣のほかに参拝したことはありますか?
二柱神社では、安産祈願・初宮詣・七五三・厄払い・交通安全・良縁成就・神前結婚式のご祈祷も行っています。ご祈祷とは僧侶や祈祷師、神主などの特別な力を持った者が拝殿にあがり、御祈願を神仏に祈り届ける神事です。ご祈祷は毎日受付しており、事前の予約は不要なため受けやすいですね。
縁結びのご利益でも知られる二柱神社が結ぶ縁は、男女の仲だけではありません。新しい機会との縁、それによる新しい人生との縁。新たな縁に想いを馳せながら、お参りに是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
以上、「泉区いいとこ大発見!Part2」、今回は高橋幸さんに「二柱神社」をレポートしてもらいました。

≪コーナー3 解決!なんでもアンサー≫
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーのみなさんから頂いた疑問や質問をみんなで考え、解決していきます。今回は、4年の星野芽生さんに紹介してもらいます。よろしくお願いします。
ペンネーム「ローズ」さんからの質問です。

「食べ物にはいい食べ合わせと悪い食べ合わせがあると聞いたのですが、その組み合わせを紹介してください」という声を頂きました。
今回は食べ合わせについてお答えします。世の中には食べ合わせのいいものと悪いものがあります。
まずは、食べ合わせの悪いものから説明していきたいと思います。

これは私も驚いたのですが、まずは「大根おろしとシラス」です。大根おろしとシラスという組み合わせは朝の食卓などでよく見ると思いますが、干しシラスには、100gあたり3500mgものリジンと呼ばれる必須アミノ酸(体を構成するのに必要な栄養素)が含まれていて、大根にはこのリジンの吸収を阻害する酵素が含まれているのです。一緒に食べたい方は、大根を加熱したり、酢をかけたりすることでリジン阻害物質の働きを弱めることができるので、参考にしてみてください。

次はいい食べ合わせについて紹介していきたいと思います。

ひとつめは、「ホウレンソウとゴマ」です。

ほうれん草のゴマ和えなど、ほうれん草とゴマを使った料理は多いものです。ビタミンやミネラルが豊富なほうれん草と、悪玉コレステロールを排除するタンパク質や植物性脂肪を多く含むゴマという組み合わせは高血圧や動脈硬化に良いとされています。ほうれん草はさまざまな栄養素を含んだ食品として知られていますが、結石の原因となるシュウ酸という物質が含まれている欠点があります。その点、ゴマには結石を防ぐリジンという成分が多く含まれていることから、この組み合わせがよいかもしれません。

次に、「からあげとレモン」です。
唐揚げには必ずと言って良いほどレモンが添えられていますが、この組み合わせも理に適っています。
レモンにはクエン酸やビタミンCが多く含まれています。クエン酸には唾液や胃液の分泌を良くして消化吸収を促進する効果がありですから油の多い唐揚げには持って来いの組み合わせなんです。

食べ合わせの悪いもの、紹介しました。
普段何気なく食べている食べあわせですが、実はその食べ合わせにもいいものと悪いものがあります。みなさんも、是非日常の食生活で食べ合わせを意識して、効率よく栄養を摂るようにしましょう!
以上、「解決!なんでもアンサー」、今回は星野芽生さんに「食べ合わせ」について紹介してもらいました。