2018年09月17日放送 15回

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2018年09月17日放送 15回

本日は、吉田望海さん、コメンテーターは正木先生、メインパーソナリティは三浦由子でお送りします。

≪コーナー1私たちのキャンパスライフ≫
今回は吉田望海さんが学外で行った、私たちにとっては2度目の「臨地実習」について報告してもらいます。それでは、よろしくお願いします。
はい、私、吉田望海は、9月に地元、岩手県大船渡保健所で公衆栄養学分野の実習を5日間行ってきました。

5日間の実習で、保健所で働く管理栄養士が普段どのような業務をおこなっているかお話を聞いたり、保健所がおこなっている事業に同行させていただきました。また、保健所ではなく市町村で働く栄養士が行っている事業も見学させていただきました。

まず、今回私が実習を行った地元・岩手県気仙地区を紹介したいとおもいます。気仙地区は、大船渡市・陸前高田市・住田町の2市1町から成り立ちます。気仙地区は人口61,531人ほどの小さな地区です。気仙地区は海に面していることから海産物が有名で、この時期にはさんまが多く収穫されています。

みなさんはさんまが好きですか?
しかし、大船渡市・陸前高田市は2011年に起きた東日本大震災で大きな被害を受けました。現在は復興が進み、復興住宅や商業施設も多くなってきましたが当時は町全体が海のような状態でした。
実習では、震災当時の保健所の栄養士が行った食支援についてもお話していただきました。
それでは、本題に入りたいと思います。
保健所の栄養士は住民が健康に生活してもらうために事業を計画するだけが業務ではありません。私が今回の実習で1番印象に残っていることは、保健所の栄養士は他の施設の栄養士同士を繋ぐという役目があるということです。それは、指導を行うだけでなく、実際に施設に出向き、状況把握することも大切な業務であります。また、さまざまな施設で活躍する栄養士を集めて連絡会や研修会を行うことで、現場で働く栄養士同士が情報交換できる環境を作ることができます。この連絡会や研修会を行うことも保健所の栄養士の繋ぐという役目なのだと学びました。
大船渡保健所では栄養士は1人しかいないそうです。栄養士の先生に聞いてみたところ現在、岩手県の保健所の栄養士は単数配置といって、各保健所1人ずつになっているため、栄養業務は栄養士ひとりで行わないといけないそうです。
みなさんが実習で行った保健所も栄養士は1人でしたか?
しかし、すべての業務をこなすことは難しいそうです。そのため、多くの関連機関や他職種と連携をとって事業や業務を行っているそうです。関連機関や他職種との共通理解も事業や普段の業務を行っていく上で大切なことですが、実施する事業や業務が地域の方々のニーズに合っているか、支援を必要としている人に適切な支援ができているか判断しながら行うことも重要だと学びました。
5日間の実習で多くのことを学ぶことができました。実習の期間を充実した時間にすることができました。夏休みも終わって後期の授業も始まり、10月には病院の実習も控えているので頑張りたいです。

以上、「私たちのキャンパスライフ」、今回は吉田望海さんに「臨地実習」について報告してもらいました。
≪音楽タイム≫
~♪~

≪コーナー2 泉区いいとこ大発見≫
第15回目のレポーターは横山里沙子さんでしたが、本日は都合により、スタジオにこれませんでしたので、急遽交代で、吉田さんに「カマナ」さんについて紹介してもらいます。それでは、よろしくお願いします。
はい、今回は、地下鉄八乙女駅から徒歩5分の場所にある 仙台泉大沢店「カマナ」というインド・ネパール料理のお店をご紹介させていただきます。
このコーナーを担当するにあたり、泉区で外国の美味しい料理を食べる事が出来るお店をご紹介したいと思い、調べていたところカマナというインド・ネパール料理屋さんを見つけましたので今回ご紹介させていただきます。
Q.みなさん、行ったことありますか?
ここからは、実際に訪ねて、スタッフの方にお話を伺ってきたことをもとにレポートさせていただきます。
カマナさんは、日本にいながら本格的なインド・ネパール料理味わってもらいたいと思い、オーナーさんが始めたそうです。スタッフの方は現地の方が多いのですが、とても上手な日本語を話されていて楽しくお話しさせて頂く事が出来ました。
お店の入り口にはインドとネパールの国旗が描かれている看板があり、店内は照明が明るすぎず、また、インドの音楽が流れていて、落ち着いて食事が出来る店内でした。そしてインドを感じられるような置物があり、インドのお店にいるような感覚になりました。

数多くあるメニューの中でスタッフの方がおすすめしているのは、カマナオリジナルのクリームチーズナンだそうです。
ここでナンについてお話させて頂きます。
ナンは小麦などに含まれる野生酵母菌を自然発酵させた種を、へら型に延ばしてタンドゥールと呼ばれる窯の内壁に貼り付けて焼いたもので精製した小麦粉を使い、生地にヨーグルト、牛乳、ギー、少量の砂糖を加えます。厳格な菜食主義者は鶏卵は使用しないとされています。

ナンはインド料理を代表するパンとしてよく知られているが、インドでは大きなタンドゥールを持つ家庭は少なく、精白した小麦粉で作るナンは贅沢品であり、ほとんどのインドの方は日常的に食べることはなく、北インド料理を出す高級料理店で供され、食文化の異なる南インドではあまり供されていません。また、インドのナンは日本のインド料理店で出されるような大きなへら型はしておらず、直径20cm程度の円形をしていて、二等辺三角形、あるいはへら型をしているというのは日本特有のナンです。
Q私はナンが大好きなのですが、皆さんはナンお好きですか?

今回私は、日曜日のお昼に伺ったのでランチバイキングを選択しました。
バイキングではカレーでは、チキンカレー・キーマカレー・ベジタブルカレー
サイドメニューではタンドリーチキン・サモサ・サラダ
飲み物ではラッシー・コーヒー・チャイ
またデザート・ナン・ライスすべて食べ放題、飲み放題です。
私は特にナンとラッシーがとても美味しかったのでみなさんにオススメしたいです。
ラッシーという飲み物を今回初めて飲んだのですが、ダヒー(ヨーグルト)をベースにしたインドでよく飲まれるものです。日本にある飲むヨーグルトに似たような飲み物でした。

Q,他にはどのようなメニューがあるのですか?
はい、他にも平日はランチ、ディナーとセットがあり、オススメのセットはディナーセットで、20種類から好きなカレーを2つ選び、辛さも選ぶ事ができます。またプレーンナンorライスを選ぶ事ができ、サラダ、チキンティッカ、ポークスペアリブ 、 タンドリーエビ 、ソフトドリンクがついた
ものです。そこにプラスの料金がかかりますが、ナンの種類を変更する事が出来ます。ナンにも迷うほど沢山の種類がありました。

ここで、営業時間のお知らせです。
営業時間はランチでは11:00〜15:00、ディナーでは17:00〜22:30までとなっています。定休日はなく、年末年始のみ休みだそうです。
また、ナンやカレーのテイクアウトもできるそうです。

カレーには沢山のスパイスが使われており、食べる漢方薬とも呼ばれています。夏バテで少し体調が悪いな、なんとなく食欲がないなという方にはぜひオススメいたします。
気になった方は是非足を運んでみてください。
以上、「泉区いいとこ大発見」のコーナーでした。
第15回の『泉区いいとこ大発見Part2』は「カマナ」さんについて、取材は横山里沙子さん、レポートは吉田さんにしてもらいました。来週もこのコーナーをお楽しみに。
≪コーナー3 解決!なんでもアンサー≫
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーのみなさんから頂いた疑問や質問をみんなで考え、解決していきます。今回は、私、三浦が解決します。
ラジオネーム、デンプンさんからの質問です。
「そろそろ新米が出回る頃ですが、古米と新米は同じ炊き方でいいんですか?美味しく炊けるポイントを教えてください!」というご質問をいただきました。
Q.皆さんは新米を食べるときはどんなおかずと一緒に食べたいですか?
では、新米と古米をおいしく炊くためのポイントをお伝えしたいと思います!
まず、お米を炊く前に、研ぎ方がとっても重要になります。どうしてお米を研ぐのかと言いますと、お米の表面についたぬかや不純物を洗い流すためです。ぬかがついていても食べられるのですが、独特な匂いがするため、お米を研ぐことをお勧めします。また、最近では無洗米と言って洗わずにそのまま炊くことができるお米もあります。現代では精米技術が進んでいるため、何度も研ぐ必要がありません。逆に、あまり研ぎ過ぎてしまうとお米が割れてしまい、ふっくらとしたご飯に炊き上がらなくなってしまったり、長時間水につけることでビタミンやミネラルが水中に溶け出してしまいます。

でははじめに、お米の研ぎ方です。
ボウルにお米が浸るくらいの水をためて、1度しっかりとお米を研ぎます。ここで重要なのが、たくさんの水ではなく、水道を止めて、お米が浸るくらいの少ない水で行うということです。
ある程度研いだら水を捨て、新しく水を注ぎながら軽くかき混ぜて研ぎ汁が溜まったら捨てる作業を2回から3回繰り返します。この時のポイントは、研ぎ汁が透明になるまでする必要はないということです。

次に、お米の炊き方です。
新米と古米で炊き方を変えるとより一層美味しく食べることができます。
新米とは、9〜10月に収穫されたばかりのお米のことで、収穫した年の年末まで食べるものをいいます。お米自体に水分を多く含んでいるため、炊く時の水加減は少し少なめにすることがオススメです。
一方古米とは、その新米が年を越して、翌年の夏を迎えたものをいいます。新米に比べて水分量が低いため、水加減を多めにすることがオススメです。また、水を加える前に小さじ半分くらいのサラダ油をお米に混ぜると、ふっくらとしたツヤのあるご飯に炊き上がります。
皆さんでご飯は固め、やわらかめなどの好みがあると思うので、自分好みの水加減に調節してみてください!
以上、「解決!なんでもアンサー」、今回は「おいしいお米の炊き方」について私、三浦が解決させていただきました。