20171023 20 放送音源

20171023 20 放送音源
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本日は、三浦加奈さん、佐藤栞さん、コメンテーターは横山さん、メインパーソナリティは越路かれんでお送りします。
≪コーナー1 私たちのキャンパスライフ≫
今回は3年の佐藤栞さんに「稲刈り」についてご紹介してもらいます。よろしくお願いします。
はい、先日、今年の春に農業体験で田植えをしたもち米の収穫を行ったことを私、佐藤栞がお伝えします。
本日のメンバーの中で稲刈りに行ったのは私と横山さんなのですが、佳奈さんとかれんさんは、稲刈りをしたことがありますか?
(フリートーク)
先日の稲刈りは、前日に雨が降り、田んぼがぬかるんでいたため、残念ながら、田んぼの端のほうから少し刈るだけになってしまいました。なので、収穫をきちんと行うことはできませんでした。稲の状態は、少し倒れているものはありましたが、きちんと実がなって育っていました。
その後、米の質を調べる米穀検査の機器の説明をしていただき、実際に収穫したもち米を調べました。
ここで、米穀検査についてお話します。米穀検査は、以前は国営検査でしたが、現在は農林大臣の登録を受けた民間の検査機関が実施しています。検査には、品位検査と成分検査があり、品位検査は義務検査であり、成分検査は任意検査だそうです。
今回は私たちが収穫したもち米を品位検査のひとつである、水分計測をさせていただきました。まず脱穀をしてもみと玄米に分け、玄米を水分計測しました。
ここで問題です。品位検査では水分量を何%にならなければいけないでしょうか?
実際は水分量が15%以下を目安に乾燥させるそうで、16%を上回ると市場には出せないそうです。今回計測してみたところ、収穫したばかりで乾燥させていないため水分量が多かったようで、上手く計測をすることができませんでした。
水分量ですが、なぜ16%以下にならなければいけないかお聞きしたところ、カビが発生しやすくなるなど品質が悪くなるから乾燥させなければならないと伺いました。また、乾燥させすぎても食感が悪くなったり、米が割れやすくなるため良くないそうで、加減が難しそうであると感じました。
さらに、今年収穫されたササニシキを使用し、成分検査もしてもらいました。
成分検査は、食味計というものを使用し、米に含まれる、蛋白質量と水分量とアミロース量を計測します。蛋白質は少ないほうがおいしいと言われており、平均は6%くらいだそうです。水分量は16%が良い評価になるようになっており、アミロースは平均20%程度で、アミロース量が少ないほど粘り気が強くなるそうです。
今回の計測では、蛋白質が5.8%、水分が14.2%、アミロース19.1%で、評価値が76で、これは高めの値だそうです。
このように、多くのことを学ばせていただきました。
また、新米のおにぎりを食べさせていただきました。とてももちもちしていて、しっかりとしたお米で、おいしくいただきました。
今回も、貴重な体験ができました。来年も農業体験があると思うので、食品栄養学科の学生はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
以上、「私たちのキャンパスライフ」、今回は佐藤栞さんに「稲刈り」について紹介してもらいました。
≪音楽タイム≫
今週ご紹介する曲は、私 越路かれんの選曲でSHINeeの「LUCKY STAR」です。
今回選曲したのは、頑張っている方を応援してくれる曲です。
それではお聞きください。
~♪~
≪コーナー2 泉区いいとこ大発見≫
今回のレポーターは私、越路かれんです。どうぞよろしくお願いします。
みなさんは、秋と言ったら食べたくなるものは何ですか?
今日は、秋の風物詩、芋煮会を手ぶらで楽しめる「スプリングバレー泉高原スキー場」を紹介いたします。
澄んだ空気も美味しい高原で味わういも煮は格別ですよね。仲間とわいわい楽しむこともできます。スプリングバレーのいも煮会は道具も食材も全てご用意している手ぶらプランです。具剤や道具が用意してあるので片付けの手間も無い気軽さと便利さも魅力です。
「芋煮会」は山形県が始まりだそうです。東北地方では、秋の行楽シーズンには家族親戚、サークル仲間、会社の同僚や親しい友人と共に、野外で汁物を作り歓談する「芋煮会」が広く催されます。
里芋は貯蔵がむずかしいので、冬を前に親しい仲間同士が持ち寄り、川原で芋煮の会食を楽しんだのが「芋煮会」の始まりとされています。
芋煮の起源は諸説ありますが”サトイモを使った汁物”という意味では江戸時代まで遡ると考えられているそうです。1600年代半ば頃の江戸時代に遡ります。当時、最上川舟運で酒田からの終点だったのが、山形市の西北に位置する中山町長崎付近でした。当時は荷物が着いたことを知らせるすべもなく、引き取りの人が来るまでに船頭たちが何日も待たされたといいます。船着場の近くには里芋の名産地があり、船頭たちは退屈しのぎに近くの老松に鍋をかけて、里芋と積み荷の棒タラなどを煮て食べたことが、芋煮のルーツといわれています。
ところでみなさん、芋煮の味は味噌派ですか?醤油派ですか?
同じ山形県でも、内陸地域と日本海側に位置する庄内地域とでは食文化に違いがあり、内陸の芋煮は主に牛肉で醤油味、庄内の芋煮は豚肉で味噌味と材料も味付けも異なります。
それぞれの地域の特産物などが入り、採れないものを補いなってきたものが今の形に繋がっているのですね。
スプリングバレー泉高原スキー場では、いも煮セットプラン 大人2,200円、小学生1,200円。プラン内容は、大 人:いも煮2杯+うどん半玉、小学生:いも煮1杯+うどん半玉です。雨が降った際もレストラン内でお楽しみいただけるそうです。
今月の29日までということなのでお早めに!
以上、今回の「泉区いいとこ大発見のコーナー」では、「スプリングバレー泉高原スキー場の芋煮会」についてご紹介しました。
≪コーナー3 解決!なんでもアンサー≫
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーの皆さんからいただいた疑問や質問をみんなで考え、解決していきます。今回は、三浦加奈さんが紹介してくださいます。
今回はラジオネームせせさんから「こないだスーパーで買った納豆をしばらくしてから食べようとしたら納豆が白くなっているものがありましたこれってカビですか?」というお便りをいただきました。
みなさん納豆を食べる時しろい粒になっているもってみたことがありますか?いろが変わっていたりするとなんだか不安ですよね?この納豆の白い粒について今回はお話していこうと思います。
この白いつぶなのですがチロシンというアミノ酸の結晶が現れてきているのです。通常賞味期限内に発生することはほぼないと言われていますが、冷蔵温度を超えるようなところに何時間も晒してしまうと発酵がすすんでチロシンが発生し、納豆の表面に白く現れてくることがあるそうです。お便りへのかいとうをいたしますと白くなっているものはチロシンが結晶化したものであってカビではありません!食べても健康被害はないといわれているので安心してください。
カビではなく食べても大丈夫といわれても見た目にちょっとした変化があるとなんだか躊躇ってしまいますよね。その食品を美味しく食べることができる期限の「賞味期限」を守って気持ちよく食事をしていきましょう。
賞味期限は多少過ぎてしまっても体に影響はないと言われますが、食感や風味が損なわれてしまうので期限には注意しながら食事をしましょう。
もう少し時間があるので先ほど話にでたチロシンについて少し説明をしたいと思います。チロシンとは神経伝達物質の原料となり健康効果として集中力を高める、ストレスを和らげると言った効果が期待されています。納豆の他にも高野豆腐、チーズ、カツオなどからしっかりと摂取することができます。
その他にも納豆には血液の流れを良くする、骨粗鬆症の予防になるなど様々な効果が期待されます。ぜひ、普段の生活に取り入れてみて欲しい食品です。今回のお便りの回答をまとめますと納豆に出てきた白い粒はカビではなくチロシンというアミノ酸の結晶化したものになります。賞味期限が、影響してチロシンが出てきてしまったかもしれないので期限に注意しながら今後は納豆を食べてみてください。参考になったでしょうか?
本日は、三浦加奈さん、佐藤栞さん、コメンテーターは横山さん、メインパーソナリティは越路かれんでお送りしました。
『管理栄養士を目指す 宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに』