今日のメインパーソナリティーは4年生の坂本紗季子でお送りします。
今日一緒に番組を担当する、私たちの仲間はこの2人!
4年生の佐々木香菜と鈴木美玖です。
番組のコメンテーターはNPO法人オリザネットの理事長でもあり、私たちの大学の先生でもある正木恭介先生です。先生よろしくお願いします。
それでは今日の番組内容です。最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。今回は私たち食品栄養学科の学生のリアルな就職活動について、香菜ちゃんと美玖ちゃんにお話しを聞きたいと思います。
1曲音楽をはさみまして、番組後半は、魚の魅力をさぐる「お魚ワンポイント」のコーナーと、皆さんから頂いた疑問を私たちが何とか答える「解決!なんでもアンサー」のコーナーをお届けします。
FMいずみのスタジオからお送りします。どうぞ、30分間お付き合いください。
≪コーナー1 私たちのキャンパスライフ≫
最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。今回は私たち宮城学院女子大学食品栄養学科の学生の就職事情をご紹介します。
後輩だったり、食品栄養学科を目指している高校生やその親御さんもこのラジオを聴いてくれているみたいだから、気になる情報だよね~!すでに内定を頂いている香菜ちゃんと美玖ちゃんにお話を聞きたいと思います。
●どんなところに就職が決まっているのか教えてください
ちなみに、先輩たちの就職状況は・・栄養士・管理栄養士 だいたい6割 事務職・総合職 だいたい10%
毎年平均すると・・栄養教諭・養護教諭 だいたい10% 地方公務員 5~10%
●美玖ちゃんはどうして保育園の栄養士を目指したの?
●香菜ちゃんが栄養士ではない道を選んだ理由は?管理栄養士を否定することは決して言ってはいけません。
●就職活動でポイントとしていたことは?(香菜ちゃん、美玖ちゃん)
●どれくらい受けて、内定を頂いたの?
●いつごろから就職活動を始めたの?
●就活失敗談とかあったら教えて!
●今就職活動中の学生やこれから就職活動に入る後輩たちにアドバイスをお願いします(先生)
以上「私たちのキャンパスライフ」今回は食品栄養学科の就職事情についてお伝えしました。
≪音楽タイム≫
今週ご紹介する曲は、私、坂本紗季子の選曲で、ラルクアンシエルの「BLESS」です。
この曲はNHKのバンクーバーオリンピックのテーマソングにもなっていて、この曲を聴くととても心があたたかくなります。
~♪~
来週も心の栄養源となる音楽をご紹介していきます。お楽しみに!
≪コーナー2 お魚ワンポイント≫
このコーナーからゲストをもう一方お呼びしているので、ご紹介させていただきます。私たちの農業体験を支えていただいている、NPO法人オリザネットの事務局長で、宮城県の食品表示ウォッチャーとしても活躍されている横山正敏さんです。よろしくお願いします。
さて、以前は魚食だった日本の食事ですが、現在、日本人の魚離れが問題となっています。摂取量は肉が魚を上回り、「肉食化」が進んでいる傾向にあります。肉を好むのは若者だけではなく、高齢者でも魚離れが進んでいます。そこで、このコーナーでは、毎週一種類の魚をとりあげ、皆さんにご紹介していき、魚離れを少しでも食い止めることができればと思います。横山さんは、お肉とお魚どっちが好きですか?
今週、ご紹介する魚は・・・「タラ」です。
タラという漢字は、「身が雪のように白いこと」や「冬に多く摂れる魚」ということから魚へんに雪と書きます(鱈)。タラの語源はいくつかあって、切っても身が白いことから「血が足らぬ」の「タラ」の意味とする説や、皮が斑模様(まだらもよう)になっていることから「マダラ」の「マ」がとれて「タラ」となったという説などがあります。
日本付近の海には、マダラ、スケトウダラ、コマイの3種類が生息しています。
●私たちがよく食べているのはどの種類なの?
私たちがよく切り身で食べているのはマダラですね。スケトウダラは主に塩漬けや干物、竹輪やかまぼこなどの練り製品に加工されることが多いです。また、スケトウダラの子を塩漬けにしたものがたらこ、唐辛子を加えたものが辛子明太子です。(スケトウダラのほとんどが寄生虫を持っているので、刺身では食べられないよ。)
●白子はどのたらの子?白子はマダラの子です。(白子は味噌汁やお吸い物、酢の物などにすると美味しいよ。)
タラの旬は12月~1月で、これからの時期に脂がよくのっている美味しいタラがスーパーに並びます。スーパーでは切り身として売られていますが、実はマダラは全長が1メートル20センチにもなる大きな魚です。腹の部分が大きく膨らんでいて、かなり大食いで貪欲な魚だということから、お腹いっぱい食べるという意味の「たらふく(鱈腹)」の語源となったと言われています。
☆タラはどんな料理で食べますか?(スタジオフリートーク)
タラの身は柔らかく淡白な味の白身なので、和食だけではなく洋食にも合いますよね。塩焼きにしたり、さっと煮付けたり、味噌漬けや粕漬けにしたものを焼いてもいい。てんぷらやフィッシュアンドチップスのようなフライなどの油料理とも相性がいい。バター焼きやムニエル、フライなどにして、ホワイトソースやタルタルソースで食べるもの美味しい。
以上『お魚ワンポイント』 今回は寒い冬が旬の「タラ」を紹介しました。
≪コーナー3 解決!なんでもアンサー≫
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーの皆さんからいただいた疑問や質問をみんなで考え、解決していくコーナーです。今回は、「高級ホテルのレストランで春雨や湯葉を使って作った人工フカヒレをフカヒレスープと言って提供していたみたいだけど、みなさん許せますか?」という疑問を正木先生から頂きました。
最近食品偽装の問題がすごく話題になっていますよね。メニュー表示とは異なる食材を使用していたことが次々と明らかになっていますね。メニュー表示の偽装はそもそも違法ではないのか、食品の表示に関する法律について調べてきました!食品の表示については、小売りにされている生鮮食品や加工食品について、JAS法、食品衛生法、健康増進法、計量法などの様々な法律によって厳しく表示義務のルールが定められています。特にJAS法は監視体制も厳しく、スーパーなど食品売り場では食品表示Gメンが日常的に食品のチェックを行っています。
今日は宮城県食品表示ウォッチャーの横山正敏さんにスタジオにお越しいただきました。
☆横山さん、食品表示ウォッチャーとはどんなお仕事をしているんですか?
このように生鮮食品や加工食品については厳しく法律で定められていますが、外食のメニュー表示については先ほどご紹介した法律は適用外なんです。外食メニューに適応される法律は「景品表示法」と言って、消費者を嘘の表示や大げさな表示から守るための法律です。景品表示法に違反すると処分があるのですが、違法かどうかの線引きがはっきりしているわけではなくて、「よほど悪質でなければ処分せず、指導にとどめる」とされています。
☆「品質や規格について実際のものよりも著しく優れていると示す表示」であったかどうかが違法かどうかのポイントになるみたいなのですが、先生から疑問で頂いた人工フカヒレをフカヒレスープとして提供していたことについて、みなさんどう思いますか?
今回の問題は高級なホテルやレストランでメニュー表示と違って「著しく優れている」と思わせてしまったために、消費者は「だまされた」と感じましたよね。これが高級なレストランではなく安いレストランやお持ち帰りのお弁当だったとしたらここまで腹を立てることはなかったのかなと思います。
<正木先生のコメント>消費者をなめている→信頼が大事だよね。
企業は、法律を守るだけではなく、消費者の目線に立って法律に書いていないことであっても正義感を持った取り組みをしてほしいですね!
このコーナーではリスナーの皆さんからの身近な疑問なども大募集しています。栄養のことなど私たちが一生懸命解決していきたいと思います。
以上、解決!なんでもアンサーのコーナーでした。
本日のゲストは4年生の佐々木香菜さん、鈴木美玖さん、宮城県の食品表示ウォッチャーの横山正敏さん、コメンテーターは正木恭介先生、メインパーソナリティーは4年坂本紗季子でお送りしました。
『管理栄養士を目指す 宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに!』