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「管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記」~!
ラジオをお聴きの皆さんこんばんは!
「宮城学院女子大学 食品栄養学科」で管理栄養士を目指す私たちが、食べ物や健康に関する話題を取り上げ語り合うこの番組、先輩から引き継ぎ今年で8年目となります。
お米作りをはじめとする農作業体験での出来事や私たちのキャンパスライフも紹介していきます。
堅苦しくない、分かり易い女子大生がつくる教養番組を目指します。応援してください。
1回目を担当します今日のメインパーソナリティーは 4年の 四戸花奈 です。
そして、今日一緒に番組を担当する仲間はこの方々です!
伊藤栞さ、時田真帆さん自己紹介
そして、番組のコメンテーターはお馴染み、大学の先生の、正木恭介先生です。
本日はこの4人でお送りします。
それでは今日の番組内容です。
最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。
今回は、「私たちのめざす管理栄養士」について語らいます。
1曲音楽をはさんで、番組後半は、行事食の魅力をさぐる「教えて!行事食」のコーナーと、皆さんから頂いた疑問を私たちが何とか答える「解決!なんでもアンサー」のコーナーをお届けします。
fmいずみのスタジオからお送りします。
どうぞ、30分間お付き合いください。
この番組は、食育関連事業を行っているNPO法人オリザネットの提供でお送りいたします。
≪コーナー1 私たちのキャンパスライフ≫
最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。
このコーナーでは、私たちのキャンパスライフでの、学びや体験を発信していきます。
第1回目の今日は、「私たちのめざす管理栄養士」について、真帆さんにお伝えしてもらいます。
私たちは管理栄養士になるために、日々大学で勉強しています。しかし、「管理栄養士」という名前を知っていても、実際にどんな職業なのか、どんな現場で活躍しているのか、ということをご存知の方は多くないのではないかと思います。今回は、管理栄養士とはどんな職業なのか、ということをお伝えした上で、「私たちのめざす管理栄養士像」について語り合っていきます。真帆さん、お願いします!
はい!ではまず、管理栄養士・栄養士とはどんな仕事かについてお話しします。
管理栄養士は厚生労働大臣の免許を受けた国家資格です。病気の方や高齢で食事がとりづらくなっている方、健康な方を対象に栄養指導や給食の献立づくり、栄養価計算といった管理・運営を行っています。
一方、栄養士は都道府県知事の免許を受けた国家資格で、主に健康な方を対象に栄養指導、給食の運営を行っています。私たちは卒業と同時に試験を受けずに栄養士資格が得られます。
ここからは管理栄養士についてお話していきます。
管理栄養士の働く場所はどこ?
管理栄養士が活躍できる場所はとても多くなっています。
ひとつは病院です。患者さんの病状に合わせて食事を提供するため、周りのお医者さんや看護師さんと同じような医療の知識が必要です。
次に学校です。栄養教諭や学校栄養職員として小学校や中学校の頃、今日の給食は何だろうとワクワクしていたこととおもいます。そんな学校の給食は子どもたちの成長を考えて作られており、給食から地元の食べ物の旬や産地、行事食などを伝えることもします。
他には県庁、保健所など行政でする地域の方々に対する健康づくりのためのお仕事や、スポーツに関係する人の栄養管理、福祉施設で暮らす方々の食べやすい食事づくり、企業での商品開発などあります。
では管理栄養士になるにはどうすればよいのでしょうか。
管理栄養士は国家試験の合格が必要です。その国家試験を受けるためには宮城学院女子大学のような管理栄養士を育てる学校で4年間勉強して国家試験の受験資格を得るか、栄養士を育てる学校に入って卒業後職場で何年か経験を積んでから受験資格を得る方法があります。
国家試験に合格することが出来たら管理栄養士となれます。
実際私たちが勉強していることは。
料理や食べ物の成分、からだの構造、健康管理、病気について、公衆衛生、社会福祉など座学で学びます。実際に活動するのは、からだの成分を調べる実験や、栄養指導をする練習、学校の給食施設を使った大量調理の実習、などです。3年生になると学外に出て病院や学校などで実習をしてきます。
管理栄養士への道は険しいですが、どうしてなりたいのか、管理栄養士としてなにがしたいのかなど目標を忘れずに勉強していきたいです。
そうですね!
ここまで、管理栄養士の役割や活躍する現場などについてお話して頂きましたが、真帆さんが管理栄養士になりたいと思ったきっかけなどはありますか?
どんな管理栄養士になりたいですか?
栞さんはどうですか?
以上、「私たちのキャンパスライフ」今回は「私たちのめざす管理栄養士」について、時田真帆さんがお伝えしました。
≪音楽タイム≫
ここで一曲音楽をお届けします。
ラジオをお聴きの皆さんは、うれしいとき、悲しいとき、どんな音楽が聴きたくなりますか?
この番組では毎週、心の栄養源となる音楽を紹介していきます。
今週ご紹介する曲は、私、四戸花奈の選曲で チューリップ 心を開いて です。
ジメジメした梅雨の時期こそ、明るい曲を聴いて元気に過ごしたいですよね。
今回選曲したのは包み込んでくれるような温かい1曲です。
それではお聞き下さい。
~♪~
お届けした曲はチューリップ 心を開いて でした。
来週も心の栄養源となる音楽をご紹介していきます。お楽しみに!
≪コーナー2≫
さて、次は「教えて!行事食」のコーナーです。
このコーナーでは、毎週1つ、行事やそれに関わる食事をご紹介していき、行事食のいわれや魅力をお伝えしていきます。
みなさんお馴染みのあの行事から、知っていると鼻が高い「知る人ぞ知る行事」まで、様々なものを取り上げていきたいと思います。
今回は、第1回目ということで、「そもそも行事食とはなんだろう?」というテーマで私、四戸がご紹介します!
ではまず、皆さんは「行事食」といったらどんなものを思い浮かべますか?
おせち、クリスマスなど、、、
色々な物があげられましたが、そもそも「行事食」とはどんなものだか、皆さんはご存知でしょうか?実は「イベントごとの時に食べる食事」というだけでなく、大きな役割をもっているのです!
行事食とは、季節折々の伝統行事などの際にいただく料理、特別な行事の時の華やいだ食事のことをいいます。
そのため、それぞれの旬の食材を取り入れたものが多く、季節の風物詩の一つにもなっています。例としては、端午の節句に食べる柏もちがあげられますね。
そして、「ハレとケ」という言葉もあるように、日本では昔から年中行事や冠婚葬祭、祭りの時などの非日常を「ハレ」、日常のことを「ケ」といい、食ベる物だけでなく着るものやしつらいなども、日常と非日常を区別してきました。
ハレの日は休息を取ったり、生活に変化とけじめをつけるということに加え、ごちそうを食べることで栄養を摂るという意味もあったようです。
また、季節の変わり目は体調を崩しやすいため、季節の変わり目に「ハレの日」というご馳走を食べる日を設けることで、体に栄養と休息を与えてきたようです。行事食は体調を崩しやすい季節の変わり目を、賢く乗り切る「食の知恵」でもあるのですね。
行事食の生まれた背景を知ることで、グッと興味が湧いてきたのではないでしょうか?
私自身も、行事食について調べる中で、「こんなものがあるのか!」という発見がたくさんありました。このコーナーを通じて、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
来週からは実際に1つ行事を取り上げて、皆さんに発信していきます。レシピをご紹介することもあるかと思いますので、ぜひ実際に作って、食べて、「ハレの日」気分を味わってみてください!
以上『教えて!行事食』、今回は私、四戸花奈がお伝えしました。
≪コーナー3 解決!なんでもアンサー≫
さて、続いては『解決!なんでもアンサー』のコーナーです。
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーの皆さんからいただいた疑問や質問をみんなで考え、解決していきます。今回の担当は、4年生の伊藤栞さんです。
今回、宮城学院4年生の菅原あかねさんから「野菜を長持ちさせるためにはどうしたらいいの?」という質問をいただきました。私、伊藤栞が調べてきました!
6月に入り、もうすぐ夏がやってきます。夏は栄養たっぷりな夏野菜がおいしい一方、食品が傷みやすい時期でもあります。1人暮らしの学生の人は特に、食材を買いすぎて腐らせてしまう人もいるのではないでしょうか。そこで今日は、食品を長持ちさせるための保存方法を紹介したいと思います。
野菜や果物は生育環境に近い状態で保存することが大切です。これからの夏、口にすることが多い夏野菜や果物は温かい環境で育つため、冷やしすぎると変色したり栄養素が抜けたりと「低温障害」を起こすことがあります。そのため、夏野菜は通常の冷蔵室の温度より温度が高めの野菜室で保存するのが良いです。また、冷やしすぎると甘味が弱くなるので、果物は基本的に常温で保管し、食べる直前に冷やすのがおすすめです。
では具体的な保存方法を紹介します。大根、人参、カブなどの葉っぱのついた根菜は、
葉っぱから水分が抜けてしまうのと、根の部分の栄養分が葉に取られてしまうため、葉の部分を切り落とし、ビニール袋のようなものに入れて保存しましょう。泥がついているものは、そのまま新聞紙で包んで保存するほうが日持ちします。
じゃがいも、里芋、さつまいもなどのデンプンを含む芋類には糖質が含まれており、温度が高いところに放置していると劣化しやすくなります。夏場はできるだけ涼しい場所で保管しましょう。さつまいもの最適温度は13~15℃、じゃがいもは10~15℃なので、温度の低い冷蔵庫での保管は避けるのがオススメです。じゃがいもは新聞紙のようにある程度通気性のある物で包んで保存しましょう。
次に、しょうが、にんにく、たまねぎなどの香味野菜です。しょうがの最適温度は13℃程度なので、寒すぎる所で保存すると痛みやすくなります。にんにくは新聞紙で包んで冷蔵庫に入れると発芽しにくくなりますよ。日持ちするたまねぎは、皮がついたままなら室温でも大丈夫です。ただし、切ってしまったものは、切り口が乾かないようにラップしてから冷蔵庫に入れます。湿度が高い場所だと腐りやすくなるので、できるだけ冷蔵庫に入れましょう。
ほうれん草、小松菜、チンゲン菜、春菊などの青菜類は、葉っぱを上に向け、立てかけるようにして保存すると、鮮度が保たれ長持ちします。できるだけ、野菜が生まれた時に近い環境を作ってあげることが大切です。冷蔵庫に入れる場合、乾燥すると葉っぱがしなびてしまうので、キッチンペーパーなどで包み、霧吹きをかけて保存してください。ただし、葉物野菜は劣化がしやすいので、なるべく早めにいただきましょう。
(Q.肉や魚介類をおいしく保存する方法はありますか?)
気温が高い夏は特に、肉や魚介類が傷みやすいです。購入時は鮮度の高いものを選び、帰宅後はすぐに冷蔵保存をしましょう。チルド室は冷蔵室と比べて温度が低いので、傷みやすい肉や魚介類の保存に積極的に活用しましょう。肉は空気に触れると酸化し、傷みやすくなるので、なるべく空気に触れないように保存するのがポイントです。魚介類も空気に触れると雑菌が増えて、腐りやすくなります。乾燥や酸化、周りへのニオイ移りを防ぐためにも、ラップをしてからジッパー付き保存バッグに入れ、密閉して保存しましょう。冷凍保存する際は、新鮮なうちに冷凍しましょう。鮮度の落ちた肉や魚介類を保存してもおいしくありません。ちなみに、肉は、鶏肉→豚肉→牛肉の順に保存期間が短いことも合わせて覚えておきましょう。
このように、食材を長持ちさせるためには、買ってきてそのまま冷蔵庫に詰め込めばいいというわけではありません。冷凍庫に入れる前のちょっとしたひと手間で、食品の鮮度を保つことができます。正しい食品の保存を活かして、夏を快適に乗り越えましょう!
質問してくれた菅原あかねさん参考になったでしょうか。
ラジオをお聞きの皆さんも野菜を保存する際にはぜひ試してみてください。食材を賢く、美味しく保存することで、料理がますます楽しくなること間違いなしです!
以上、「解決!なんでもアンサー」、今回は伊藤栞さんに「野菜をおいしく長持ちさせる方法」について紹介してもらいました。
『管理栄養士を目指す 宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに!』